皆さんこんにちは！「機能的で快適な美しい口腔を創り、それを守り続ける歯科医療」を目指す、宝沢伊藤歯科医院です。

歯科治療には様々な方法があり、その中でもセラミックとセレックは非常に人気の高い選択肢です。どちらも見た目や機能性の面で優れているため、多くの患者様に利用されていますが、その違いについては詳しく知らないという人も多いのではないでしょうか。

本記事では、セラミックとセレックの基礎知識やメリット・デメリット、具体的な違いについて詳しく解説します。

■セラミックについて

従来から行われているセラミック治療は、歯科治療においても長い歴史を持ちます。セラミックの素材は、陶器と同じように高温で焼き固めたもので非常に硬く、耐久性が高く天然の歯の色に非常に近いため、審美的にも優れています。

・セラミック治療の流れ

①診察とカウンセリング
患者様の歯の状態を確認し、治療計画を立てます。
②歯の型取り
患者様の歯の型を取り、それを元に歯科技工所でセラミックのクラウンやインレーを作成します。
③仮歯の装着
歯科技工士によるセラミックが完成するまでの間、仮歯を装着することが一般的です。
④セラミックの装着
完成したセラミックを装着し、調整を行って完了です。

・メリットとデメリット
セラミック治療の最大のメリットは、見た目の自然さと耐久性です。色や形状、大きさなど細かい調整も可能です。しかしその分製作に時間がかかるため、治療期間が長くなることがあります。また、歯科技工士の手作業が必要なため、コストが高くなることもデメリットとしてあげられます。

■セレックについて

セレックは、デジタル技術を駆使した最新の歯科治療法です。セレックの最大の特徴は、即日治療が可能であることです。3Dスキャナーを使用して患者の歯をデジタルに取り込み、コンピューターで設計し、その場でセラミックの修復物を作成します。

・セレック治療の流れ

①診察とスキャン
患者様の歯の状態を確認し、3Dスキャナーで歯のデジタルモデルを作成します。
②修復物の設計
コンピューター上で修復物の設計を行います。
③修復物の作成
その場でセラミックの修復物をミリングマシンで削り出して作成します。
④装着と調整
完成した修復物をその場で装着し、必要な調整を行えば完了です。

・メリットとデメリット

セレック治療の最大のメリットは、即日で治療が完了することです。患者様の通院回数が減り、時間的な負担が軽減されます。また、デジタル技術を用いるため、非常に高い精度が期待できます。しかし、セレック治療には高度な機器が必要なため、一部の歯科医院でしか受けられないことがデメリットとなります。

■セラミックとセレックの比較

①素材と製造方法の違い
セラミックは、歯科技工所で手作業によって作られることが多いのに対し、セレックはデジタル技術を用いてその場で作成されます。これにより、セレックは即日治療が可能となりますが、手作業による細かい調整が難しい場合もあります。

②治療の流れと期間の違い
セラミック治療は、型取りから技工所での製作、再度の来院といったプロセスを経るため、数週間かかることが一般的です。一方、セレック治療は即日完了することが多く、忙しい現代人にとって大きなメリットです。

③見た目と耐久性の比較
セラミックは手作業で作られるため、細部までこだわった自然な見た目が得られます。セレックも高い精度を誇りますが、技工士の手作業による微調整には及ばないこともあります。ただし、どちらも耐久性に優れ、適切なケアをすれば長期間使用できます。

■どちらを選ぶべきか？
セラミックとセレックのどちらを選ぶべきかは、患者様のニーズやライフスタイルによっても変わります。信頼できる歯科医師のアドバイスを受けることが重要です。自分のニーズや要望をしっかりと伝え、納得のいく治療法を選びましょう。

■まとめ

セラミックとセレックにはそれぞれの特徴やメリットがあります。どちらの治療法も高品質であり、適切な選択を行うことで健康かつ美しい歯を維持することができます。セレックはまだ導入していない歯科医院も多いですが、当院ではセレック治療を行っております。

セラミックやセレックにご興味のある方はまずは当院に一度ご相談ください。不安や要望をお聞きし、患者様に合った治療をご提案させていただきます。スタッフ一同みなさまのご来院をお待ちしております。