当医院では、残留塩素濃度補正システム EPIOS ECO SYSTEM（エピオス エコシステム）を導入し、給水ユニット内、及びユニット吐水の残留塩素濃度を適正に保ち、衛生的な歯科治療水を提供しております。生成される水は、高い殺菌力を持つと同時に安全な治療水（殺菌水）です。

殺菌水とは除菌用に開発された最新の機能水です。次亜塩素酸を中性領域でコントロールし、強い酸化力と残留塩素の作用により強力な殺菌力を発揮します。
水道水水質基準項目をクリアしていて、残留性や副作用もなく、各種薬品・薬剤よりもはるかに安全です。皮膚や粘膜組織などに対する安全性も、眼刺激試験や皮膚一次刺激試験、急性経口毒性試験において確認されています。

細菌は10秒以内にほとんどが死滅します。
ウィルスも30秒以内にほとんどが失活します。

水道法水質規準項目をクリアしています。
下水道排除基準にも合致しており、処理の手間は不要です。

操作・管理が容易です。
自己診断装置等の品質管理システムを搭載しています。

残留塩素濃度を10～40ppmの範囲で3段階切替が可能です。
必要に応じた濃度の殺菌水を得ることが可能です。

宝沢伊藤歯科医院では殺菌水の他に、高濃度次亜塩素酸水（殺菌水の２５～５０倍の濃度の水）も使用しています。歯周病菌や根管内細菌も瞬時に死滅させることが可能です。
また、この高濃度次亜塩素酸水は治療前のうがいに使用していますが、ホームケアとしてもご利用いただけます。



この高濃度次亜塩素酸水のことをPOICウォーターと呼称します。　POICウォーターは、不純物を極限まで取り除いた「超純水」と、純度99.9％の「塩」を混合し「電気分解」した薬品を全く使用しない殺菌水です。
ドラッグストアなどで市販されている洗口液は、薬品で殺菌力を高めています。
それにも関わらず、効果は水から精製されている POICウォーター の半分程度しかありません。

人間の体内で免疫担当細胞として働く白血球が、侵入してきた微生物を殺菌する過程で産生されるのが次亜塩素酸です。

名前が良く似てるので同じと思われているものに「次亜塩素酸ナトリウム」があります。次亜塩素酸水と次亜塩素酸ナトリウムは名前が良く似ておりますが全く別物です。
除菌、消毒に両方とも使われていますが、次亜塩素酸水は手に触れても、飲んでしまっても安全なものですが、次亜塩素酸ナトリウムは、扱い方に気を付けないと危険です。キッチンハイターやブリーチなどの塩素系漂白剤に使われているのが次亜塩素酸ナトリウムです。

ノロウイルスへの殺菌効果の比較では　同じ濃度の次亜塩素酸水と次亜塩素酸ナトリウムだと、次亜塩素酸水の殺菌作用が数十倍あると検証結果が出ています。

待合室、診療室ともに感染予防のため殺菌水を噴霧し、クリニック内の空気中の細菌やウイルスを殺菌しています。

エアタービン（歯を削る器械）により歯を削ることで、削りカスを含んだ飛沫が６mも飛散してしまうことがわかっています。
飛沫感染防御のため完全に飛沫をブロックすることは技術的には困難です。そのため「殺菌して安全な状態で飛沫させる」ことが、有効な飛沫感染対策となります。

宝沢伊藤歯科医院ではECOシステムにより診療ユニットへの給水及び吐水の残留塩素濃度を適正に保ち、衛生的で殺菌力に優れた歯科治療水による連続殺菌治療を行うことより飛沫感染対策を行なっております。
ECOシステムにより調整された水は、水道水水質基準項目をクリアしていて残留性や副作用もなく、各種薬品・薬剤よりもはるかに安全です。皮膚や粘膜組織などに対する安全性も眼刺激試験や皮膚一次刺激試験、急性経口毒性試験において確認されています。

診療ユニットを患者さん使用毎に殺菌水で清掃するほか、待合室のソファーやトイレ、パウダールームなども定期的に殺菌水による清掃をして接触感染対策をしています。

このような対策を行い患者さんには安心して治療やメンテナンスを受けていただけるよう心がけています。

次亜塩素酸水 は高い殺菌力で、ほぼ全ての細菌（O-157（腸管出血性大腸菌）・MRSA（メチシリン耐性黄色ブドウ球菌）・サルモネラ菌・緑膿菌・レンサ球菌・枯草菌・カンジダ菌など）やウイルス（コロナウイルス・インフルエンザウイルス・ノロウイルス・エイズ（HIV）ウィルス・B型肝炎ウイルス・C型肝炎ウィルス）を殺菌します。
また、人体や環境にやさしく、自然なかたちで殺菌を行うため、耐性菌ができにくいことも特徴です。

口腔内にいる細菌が増え大きな集団となったものをプラーク（歯垢）と言いますが、そのプラークは時間の経過とともにバイオフィルムというタンパク質でできた膜を形成します。
つまり、むし歯菌や歯周病菌はバイオフィルムというマンションの中に住んでいるため、市販のうがい薬でうがいをしても「マンションの壁に放水しているようなもの」で中に住んでいる細菌には届かないため十分な効果は期待できません。


それに対し、POICウォーター（高濃度次亜塩素酸水）は、ウイルスの殺菌をしてくれます。
つまりPOICウォーターは、マンションの壁を壊すことができるため中に住んでいる細菌に対して直接殺菌力を発揮できるのです。


腕に注射する前には必ずアルコールで消毒をするのと同じように、口腔内でも注射や治療前には消毒が必要です。口腔内はアルコール消毒はできないためPOICウォーターでうがい消毒をしてもらいます。
治療前のPOICウォーターうがいで感染リスクの少ない安心・安全な治療を心がけています。

このPOICウォーターはホームケアとしてもぜひご使用ください。POICウォーターでのうがいの後にブラッシングすることでより一層プラークが除去しやすくなり、プラークの除去率アップが期待できます。