「歯を抜いたその日にインプラントを入れるなんて、想像しただけで痛そう…」

歯科医師から「抜歯即時型インプラント」を提案され、治療期間の短さに魅力を感じつつも、このような強い不安を抱えていませんか。

失った歯を取り戻すための優れた選択肢だと頭では理解していても、「痛み」に対する恐怖心が、一歩を踏み出すのをためらわせるのは当然のことです。

しかし、その不安の多くは、正しい情報が不足していることから生じているのかもしれません。
この記事では、抜歯即時型インプラントに関する「痛み」の真実に専門的な視点から迫ります。
手術中から手術後までの痛みの実態、期間、そして万が一の際の対処法まで、あなたの疑問に一つひとつ丁寧にお答えしていきます。

この記事を最後まで読めば、漠然とした恐怖は具体的な知識へと変わり、冷静に自分に合った治療法かどうかを判断できるようになるでしょう。

【結論】抜歯即時型インプラントの痛みは少ない


抜歯即時型インプラントの痛みは、通常のインプラント治療に比べて少なく、現代の歯科医療技術によって十分にコントロール可能です。

手術中の痛みは最新の麻酔技術でほぼ感じることがなく、手術後の痛みも適切なケアによって最小限に抑えられます。
これから、その理由を具体的に解説していきますので、まずはご安心ください。

手術中の痛みはほぼゼロ？最新の麻酔技術

抜歯即時型インプラントの手術は、強力な局所麻酔のもとで行われます。

そのため、手術中にドリルで骨を削る際などに痛みを感じることはほとんどありません。
患者さんが感じるのは、器具が触れる感覚や、骨に響くような振動程度です。

もし手術そのものに強い恐怖心や不安がある場合は、「静脈内鎮静法」という選択肢もあります。
これは点滴によって鎮静剤を投与する方法で、うとうととリラックスした、ほとんど眠っているような状態で手術を受けられます。
精神的な負担も大きく軽減されるため、安心して治療に臨むことが可能です。

手術後の痛みはいつまで？ピークと経過の全貌

一般的に、痛みと腫れのピークは手術後 1日から 3日目とされています。

この期間を過ぎると、痛みは目に見えて和らいでいくでしょう。

ただし、ごく稀に抜歯した穴に膿が溜まったり、骨が露出する「ドライソケット」という合併症が起こると、痛みが長引くことがあります。
異常を感じた場合は、すぐに歯科医院へ連絡することが重要です。

痛みを最小限に抑える3つの術後セルフケア

手術後の痛みをできるだけ小さくし、回復を早めるためには、ご自身でのケアが非常に重要です。
以下の 3つのポイントを必ず守るようにしてください。

• 鎮痛剤を正しく服用する
  処方された鎮痛剤は、痛みが強くなる前に、指示通りに服用するのが効果的です。
  
  
• 患部を優しく冷やす
  手術直後から 48時間程度は、冷却パックなどをタオルで包み、患部の外側から優しく冷やしましょう。
  
  
• 安静に過ごす
  手術当日から数日間は、激しい運動、飲酒、喫煙、長時間の入浴は避けてください。
  血行が良くなりすぎると、痛みや出血の原因となります。
  

抜歯即時型インプラントとは？基本をわかりやすく解説

痛みの不安が少し和らいだところで、改めて「抜歯即時型インプラント」がどのような治療法なのか、基本から確認していきましょう。

簡単に言うと、これは虫歯や歯周病などで抜歯が必要になった歯を抜いたその日のうちに、抜いた穴へそのままインプラント（人工歯根）を埋め込む治療法です。
これにより、治療に関わる様々な負担を軽減できる先進的な手法として注目されています。

従来のインプラント治療との決定的な違い



従来の方法では、抜歯後に歯ぐきや骨が治るのを数ヶ月待ってからインプラント手術を行う必要がありました。
しかし、抜歯即時型ではその待ち時間が不要なため、全体の治療期間を大幅に短縮できるのです。


後悔しないために知るべきメリットとデメリット

治療を受けるかどうか最終的に判断するためには、良い面（メリット）だけでなく、注意すべき点（デメリット）もすべて理解しておくことが不可欠です。

【メリット】治療期間の短縮だけじゃない！4つの大きな利点

抜歯即時型インプラントには、治療期間の短縮以外にも多くのメリットが存在します。

• 手術が 1回で済む
  これにより、麻酔の回数や通院の手間、そして精神的な負担を大きく減らすことが可能です。
• 骨の吸収を抑えられる
  抜歯後すぐにインプラントを入れることで、骨が痩せるのを最小限に食い止め、インプラントの長期的な安定につながります。
• 審美性が保たれやすい
  特に前歯の場合、手術当日に仮歯を装着できるため、歯がない期間を作らずに済みます。
  
• 身体的な負担が少ない
  歯ぐきの切開を最小限に抑えられる場合が多く、手術による体へのダメージが少ない傾向にあります。
  

【デメリット】知っておくべき3つの注意点

一方で、この治療法にはいくつかの注意点や限界もあります。

• 適応症例が限られる
  重度の歯周病があったり、インプラントを支えるための骨の量が不足していたりすると、適用できない場合があります。
• 感染リスクがやや高い
  抜歯した場所には、もともと細菌が存在している可能性があるため、従来法に比べて感染のリスクがわずかに高くなると言われています。
  
• 歯科医師の高い技術が必要
  抜歯した穴の形に合わせてインプラントを正確な位置に埋め込むには、非常に高度な技術と豊富な経験が求められます。

私は受けられる？適用条件と費用について


「自分もこの治療を受けられるのだろうか？」と気になっている方も多いでしょう。
ここでは、抜歯即時型インプラントの適用条件と、気になる費用について解説します。

【適応症例】抜歯即時型インプラントが可能な人の条件

この治療法が適用されるためには、いくつかの条件をクリアする必要があります。
ご自身の状況と照らし合わせてみてください。

• 重度の歯周病ではないこと
  
• インプラントを埋め込むのに十分な厚みと高さの骨が残っていること
• 抜歯する歯の根の先に、大きな膿の袋などがないこと
• 重度の糖尿病など、外科手術に影響を及ぼす全身疾患がないこと
• お口の中が清潔に保たれていること

特に前歯は骨が薄い傾向にあるため、奥歯よりも適用条件が厳しくなることがあります。
最終的な判断は、歯科医師による精密検査が必要です。

【費用相場】治療にかかる費用の内訳

抜歯即時型インプラントは、公的医療保険が適用されない自由診療です。
そのため、費用は全額自己負担となります。

費用は地域や使用するインプラントの種類によって異なりますが、1本あたり 40万円から 55万円程度が一般的な相場です。
この費用には、通常以下のものが含まれます。

• 精密検査・診断料
• インプラント埋入手術料
• インプラント本体の費用
• 上部構造（人工歯）の費用

なお、インプラント治療は医療費控除の対象となります。
確定申告をすることで、所得に応じて支払った税金の一部が還付される可能性がありますので、領収書は必ず保管しておきましょう。



郡山市で痛みに配慮した抜歯即時型インプラントなら宝沢伊藤歯科医院へ

ここまで抜歯即時型インプラントの痛みや特徴について解説してきましたが、最も重要なのは「どこで治療を受けるか」ということです。
デメリットでも触れたように、この治療法は歯科医師の高い技術力と経験が成功を大きく左右します。

福島県郡山市にある「宝沢伊藤歯科医院」では、痛みを最小限に抑え、安全で確実な治療を提供しています。

年間100本以上、成功率99%の実績と専門医による安心の治療

宝沢伊藤歯科医院は、インプラント治療において 20年以上の経験と、年間 100本以上、累計で 1,500本を超えるという豊富な埋入実績を誇ります。
その成功率は 99% という非常に高い水準を維持しており、これは多くの患者さんから信頼されている証です。

治療を担当する院長は、歯の機能や見た目を回復させる「補綴（ほてつ）」分野のスペシャリストである日本補綴歯科学会専門医の資格を保有しています。
この豊富な実績と専門医としての確かな技術力が、あなたの治療を成功へと導きます。

さらに、歯科用 CT やガイドシステムといった先進設備を駆使することで、手術の安全性を徹底的に追求しています。
ミリ単位の精度でインプラントを埋め込むことができるため、痛みや腫れを最小限に抑え、身体への負担が少ない治療を実現しているのです。
これまで解説してきた「痛みのコントロール」と「安全性の確保」を、高いレベルで実践している歯科医院と言えるでしょう。

この記事を読んで抜歯即時型インプラントに関する不安が少しでも解消され、前向きに検討するきっかけになれば幸いです。
そして、もし具体的な相談をしたいと思われたなら、一度、宝沢伊藤歯科医院のカウンセリングを受けてみてはいかがでしょうか。
あなたの不安に寄り添い、最適な解決策をきっと示してくれるはずです。