福島県郡山市の歯医者 宝沢伊藤歯科医院

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インビザライン治療が長引いてしまう原因は?対策を知っておこう

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皆さんこんにちは!「機能的で快適な美しい口腔を創り、それを守り続ける歯科医療」を目指す、宝沢伊藤歯科医院です。

歯列矯正治療をはじめるにあたり、「治療期間はどのくらいかかるのだろう?」「計画通りに進むの?」と治療期間に対する不安や疑問をお持ちの方かも多いのではないでしょうか。治療期間はある程度必要になるとはいえ、できるだけスムーズに進めたいですよね。

この記事では、インビザラインで治療が長引いてしまう原因や対策についてお話しします。

■歯列矯正の治療期間はどのくらい?

そもそも歯列矯正治療自体が期間を要するものですが、条件や種類によっても変わります。
治療期間を左右する要素として、

✔️不正咬合の度合い
✔️矯正治療の種類
✔️治療する範囲

こういった条件があげられます。一般的に全体矯正の場合1年以上はかかるといわれており、長い方だと3年ほどかかることもあります。一方で部分矯正は1年以内に終わることもあります。ではインビザラインを選択した場合はどのくらいの治療期間が必要になるのでしょうか?

■インビザラインの治療期間はどのくらい?

インビザラインはマウスピース矯正の一種で、段階的に作製された透明のマウスピースを1日20〜22時間以上歯に取り付けて歯を動かす治療方法です。ワイヤー矯正よりも新しい治療方法ですが、従来と同じように歯を移動させる期間の後には、整った歯並びを定着させるための保定期間も必要になります。歯を動かす期間はおおよそ2年から3年ほどの治療期間がかかるのが一般的です。しかし、マウスピースの枚数が限定されるような治療の場合は7ヶ月ほどで治療が完了します。リテーナーを装着して噛み合わせを定着させる保定期間は、歯を動かすために要した期間と同じくらいの時間が必要といわれています。ですので、歯を動かすのに3年かかった場合は、保定期間も3年ほど必要になります。インビザラインの治療期間は治療をはじめる前のシミュレーションでどのくらいかかるかを知ることができますが、あらゆる理由から当初の計画よりも治療期間が長引いてしまうことがあります。

■インビザラインで治療が長引くのはなぜ?

当初の計画よりもインビザラインの治療期間が長引いてしまう理由として下記のような原因があげられます。

・当初の治療計画に問題がある
マウスピースの装着時間も守り適切な管理を行っているのに歯が思うように移動しない場合、当初の治療計画自体に問題があるということも考えられます。こういったトラブルがないように、インビザライン治療をはじめるときは経験や実績が多く、インビザラインを得意としている歯科医院を選ぶことが重要です。長期間に及ぶ治療なので歯科医院選びは慎重に行いましょう。

・マウスピースの装着時間不足
治療期間が延長になる原因の多くを占めているのが装着時間の不足です。マウスピースの装着時間は1日20〜22時間必要になり、1日が24時間と考えると食事をするときと歯磨きをするとき以外が装着していることになります。しかし、自由に着脱できるということもあり、マウスピースを外している時間が長く装着時間が不足してしまうことがあります。歯が計画通りに動かなくなるだけでなく、マウスピースがフィットしなくなるなどのトラブルも起こる可能性があります。

・治療中に歯科疾患になる
インビザラインの治療中に虫歯や歯周病などの歯科疾患になってしまった場合、矯正治療を一時的に中断して歯科疾患の治療が優先されます。計画が一時的に止まってしまうため、治療期間にも影響が出る可能性があります。

・大きな歯の移動を伴う場合
重度の不正咬合や噛み合わせの状態によっては、大きな歯の移動が必要になります。歯を移動させる距離が大きくなればその分治療期間も長くなります。抜歯を伴う治療の場合は治療期間が長くなるケースも多いといわれています。

・マウスピースの破損や紛失
マウスピースの破損や紛失が起きた場合、再度作製する必要があるため、自ずと治療期間は延長になります。清潔に保つことはもちろん、マウスピースは丁寧に正しく管理しましょう。

■インビザラインで治療をスムーズに進めるための対策や注意点

インビザラインの治療を計画通りスムーズに進めるためにも、下記のようなことに注意して生活しましょう。

✔️正しい装着方法で装着時間をしっかり守る
✔️マウスピースと口腔内を清潔に保つ
✔️指示通り定期的に通院する

■まとめ

いかがでしたか?ご紹介したようにインビザラインの治療期間が伸びてしまうのにはいろいろな原因があります。スムーズに治療を進めるためにも治療期間は本記事で紹介した点を意識して生活しましょう。