福島県郡山市の歯医者 宝沢伊藤歯科医院

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インプラント治療でどのくらい出血がある?

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皆さんこんにちは!「機能的で快適な美しい口腔を創り、それを守り続ける歯科医療」を目指す、宝沢伊藤歯科医院です。

インプラント治療は、外科手術を伴う歯科治療なので、身体への負担を不安に感じている人も多いのではないでしょうか。本記事では、インプラント治療における「出血」について、対処法をふまえて詳しく解説していきます。

■インプラント治療について

まずはインプラント治療について治療方法や流れを把握しておきましょう。

✔️インプラント治療とは
インプラント治療は、失った歯を補うために人工の歯根(インプラント)を埋め込み、その上に人工の歯を取り付ける治療法です。一般的な歯科治療と比べて、機能性も審美性もより満足できる結果を得ることができます。

✔️インプラント治療の流れ
インプラント治療は、まず口腔内の状態を詳しく検査し、治療計画を立てます。その後、手術によってインプラントを歯茎に埋め込みます。埋め込み手術の後は、インプラントが骨にしっかりと結合するのを待ち、人工歯を取り付けます。

■インプラント治療における出血について

インプラント治療は、歯茎や周囲組織を切開することでインプラントを埋入するため、出血が生じます。患者様個人の体質や手法によっても出血の度合いや副作用などは多少異なります。また、血圧や血液凝固能力、歯茎の健康状態、手術の精度なども出血に影響を与えます。

■一般的な出血量の目安とは

インプラント手術後の通常の出血量は、数日間続く軽い出血が続く程度です。手術直後には、口から血液が少量出ることがありますが、時間と共に減少していく傾向があります。これが一般的な出血量ですが、手術後に明らかに異常な出血がある場合はすぐに歯科医師に相談してください。適切な対処法が提案されるほか、必要に応じて追加の処置や医薬品が処方されることがあります。

■インプラント治療中の出血の予防方法

出血を完全に抑えることはできませんが、異常な出血を抑えるためにできることはいくつかあります。

✔️歯科医師との事前相談や事前共有
インプラント治療前に歯科医師との事前相談を行い、可能な限り出血を抑えるための対策を立てます。歯科医師に過去の健康状態や現在の薬の服用状況などを正確に伝えることが重要です。

✔️手術前の適切な処置
手術前には、お口の中を清潔に保つために口腔衛生を徹底し、可能な限り細菌を減らすことが大切です。また、手術直前に飲食制限がある場合、歯科医師の指示にしっかり従うことが重要です。特定の飲食や飲み物の制限は、手術中の麻酔や吐き気を防ぐためにも必要な要素になります。

✔️手術前のリラックスと手術後の安静
手術を行う前はリラックスした状態で治療を受けることで出血量を抑えることにもつながります。ドキドキしていたり不安が大きいと出血量が増加してしまうリスクがあります。インプラント治療ではセデーション法を用いることもできるため、不安感や恐怖心が強い方はあらかじめ歯科医師に申し出ましょう。

✔️術後のケア
手術後は、歯茎への刺激を減らすためにやさしく扱い、摩擦を避けることが重要です。また、お口の中の衛生状態を十分に保ち、処方された薬を正しく使用することも出血を抑えるために重要です。また、手術後は、適切な安静を保ち、体をリラックスさせることが大切です。過度な運動やストレスは、出血を増加させる可能性がありますので、ゆっくりとリカバリーすることが必要です。

✔️異常な症状に対する迅速な対応
手術後は、出血の症状や異常を注意深く監視することも重要です。異常な出血や持続的な出血がある場合は、すぐに歯科医師に連絡しましょう。悪化を防ぐためにも放置せずに速やかに歯科医院で診てもらうことが必要になります。

■インプラント治療後の出血が続く場合の対処法

インプラント治療後に出血が続く場合はすぐに歯科医師に連絡し、指示に従いましょう。状態を見て必要な処置が行われます。出血が長引く原因を知るために各検査が行われることがあります。

■まとめ

インプラント治療中の出血は一般的な現象であり、適切な予防策や注意をすることで身体に負担なく管理できます。当院のインプラント治療では手術前の事前準備や、手術後の適切なケアを徹底して行っておりますのでご安心ください。患者様の負担が少ないよう、出血量を最小限に抑え、安全かつスムーズな治療をさせていただきます。最大限配慮して治療を行いますが、治療経過観察中、異常な出血がある場合はすぐに相談してください。