歯周病でもインプラント治療はできる?
医院ブログ
皆さんこんにちは!「機能的で快適な美しい口腔を創り、それを守り続ける歯科医療」を目指す、宝沢伊藤歯科医院です。
インプラント治療はブリッジやインプラントよりも機能性も審美性も高く、近年人気を集める治療方法ですが、治療を受けるためには、お口の中の衛生状態が整っていることが大切な条件です。
この記事では、歯周病がある場合のインプラント治療について解説していきます。
■そもそもインプラントってどんな治療?
インプラント治療は、自分の歯を虫歯や歯周病、外傷などにより失ってしまった場合にその箇所を補うための治療として行われます。失ってしまった1本の歯に対し、1本のインプラントで補う治療が基本ですが、4本のインプラントで全体の歯の機能回復ができるオールオンフォーといった種類もあります。
顎骨にインプラント体といわれる人工の歯根を外科手術で埋め込み、骨と結合するのを待った後、その上に人工歯を取り付けます。
■歯周病があるとインプラント治療はできない?
結論から言ってしまうと、インプラント治療を希望した際に事前検査で歯周病が見つかった場合、すぐにインプラント治療へ移行をすることは基本的にできません。しかし、インプラント治療ができないというわけではなく、インプラント治療をする前に歯周病を改善する必要があるということです。
■歯周病があるとインプラント治療ができない理由
インプラント治療は先述したように、人工歯根を埋め込み、骨と結合させる必要があります。ですので、歯周病があると、以下のようなリスクが高く、失敗につながってしまう可能性があります。
①骨の量や厚みが足りず、脱落してしまう
顎骨の量や厚さが十分であることはインプラント治療を成功させるうえでとても大切な要素です。歯周病は進行すると顎骨を吸収してしまう疾患なので、インプラント体を埋め込むのに必要な顎骨の量が不足してしまっている可能性があります。たとえ人工歯根を埋め込んだとしても、脱落してしまうリスクが高くなります。
②インプラント周囲炎のリスクがより高くなる
インプラントは虫歯にはなりませんが、インプラント周囲炎とよばれる病気があるほど、インプラントの周囲は歯周病になりやすいので注意が必要です。もともと歯周病を持っている場合、たとえインプラント体を埋め込めたとしても、インプラント周囲炎を起こしやすくなり、インプラントが脱落したり、他の歯にも悪影響を及ぼす可能性があります。
このほかにも、インプラント手術による細菌感染が起こりやすかったり、痛みや腫れなどの炎症や副作用を起こすなどのリスクも考えられます。
■歯周病がある場合は、歯周病治療が最優先
歯周病があってもインプラント治療をしたいという人は、まずは、歯周病治療をしてお口の中の環境を整えましょう。一般的に、歯周ポケットの深さが3〜4mm程度になればインプラント治療ができると判断されるようになります。
※個人差があります。
■当院のインプラント治療
歯周病の改善状態は、インプラント治療をするときだけでなく、インプラント治療の予後にかかわる大きな要素です。そのため、歯周病治療によってインプラントが歯周病菌に汚染されない環境づくりをすることはとても大切です。当院では歯周病菌のコントロールをしっかり行い、お口の中の健康状態を改善した後で、インプラント治療を行っております。
*無料相談も実施しております!
当院ではインプラント治療をご希望の患者様に無料相談(カウンセリング)を実施しております。歯科用CTやパノラマレントゲンなどを用いて検査を行い、どのようなインプラント治療が合っているのかなどをしっかりお話しさせていただきます。
■まとめ
いかがでしたか?インプラント治療はメリットや治療後に得られる効果もとても大きいですが、その分、注意すべきことや治療するための条件もあります。
自分にどんな方法が合っているのかなどの詳しいことは、カウンセリングでお話しさせていただきます。まずは、無料相談にお越しください。
スタッフ一同、患者様に寄り添い、納得のいく治療をご提案させていただきます。
当院のインプラント治療に関する情報はこちら▼
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