福島県郡山市の歯医者 宝沢伊藤歯科医院

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インプラントを長持ちさせるために

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皆さんこんにちは! 「機能的で快適な美しい口腔を創り、それを守り続ける歯科医療」を目指す、宝沢伊藤歯科医院です。


インプラント治療は審美的な面でも機能的な面でも優れている治療方法で、丈夫で長持ちするのもメリットです。とはいえ、扱い方によっては通常得られる最大限のメリットが得られないこともあります。


この記事ではインプラントを長持ちさせるためにできることや意識すべきことをお伝えしていきます。


■インプラントの寿命は?



ブリッジの平均寿命は7〜8年、入れ歯の寿命が3〜4年と言われているのに対し、インプラントの寿命は非常に長持ちするのが特徴です。寿命は個人差も影響するため、明確な指数はありませんが、10年以上問題なく使えているという人がほとんどです。メンテナンスも行き届いており、扱い方も丁寧な方のなかには40〜50年間インプラントを使っていた人もいるそうですよ。

しかし、長持ちするのがメリットといえど、扱い方によっては10年足らずで寿命がきてしまうこともあります。あくまで寿命は目安だということを理解し、日常的なメンテナンスとケアを行っていくようにしましょう!

■インプラントを長く使うためにできること注意すること



1歯磨きをしっかり行う
毎日の歯みがきは当たり前ですがとても大切です。インプラント周りだけではなく、他の歯のケアも丁寧に行いましょう。周囲の歯が虫歯や歯周病になるとインプラントを支えている骨まで悪影響を受けることがあるので、お口中全体を清潔に保つ必要があります。デンタルフロスや歯間ブラシなども併用して使うとより効果的です。

2歯ぎしり癖を改善する
インプラントは強い衝撃に弱いので、強い歯ぎしりを受けると負担がかかってしまい、寿命を縮める原因になります。最悪な場合ではかけてしまうこともあるので要注意ですよ。歯ぎしりの癖がある方は、術後1〜2週間は運動を控える努力をし、なかなか改善されない場合は、歯科医院に相談してマウスピースでインプラントを保護するのもおすすめです。

3禁煙する
喫煙は体への悪影響だけではなく、お口の中にも悪影響を及ぼします。喫煙することで他の病気を引き起こすリスクも高くなってしまい、骨がもろくなる危険性があります。インプラント治療を受けた場合はたばこの本数を減らしたり、できれば禁煙をするなど、努力が必要です。

4品質の良いインプラントを選ぶ
インプラントの費用相場は1本30~40万円ほどです。治療費は高い傾向にあるため、費用だけを見て安い歯科医院を選んでしまうと、インプラント質が悪く長持ちさせられないということもあります。料金だけで選ぶのではなく、総合的に判断したうえで歯科医院を選択しましょう。

5定期的にメンテナンスや検診を受ける

インプラントを長く使っていくなかで特に重要なことは、インプラントを装着したあとの歯科医院での定期的なメンテナンスや検診を受けることです。

インプラントは人工物なので、虫歯になることはありませんが、歯周病になるリスクはあります。自分の歯と同様にしっかりメンテナンスを行わなければ、インプラントをはじめ、周囲の歯に虫歯や歯周病を引き起こしてしまう要因になることがあります。さらに、噛み合わせのチェックを定期的に行わないと、噛み合う歯が傷んだり壊れてしまうこともあるので、歯科医院に通って診てもらうことは非常に重要です。

インプラント治療完了後には、担当医から定期メンテナンスのスケジュール指導があるかと思いますので、そのスケジュールを守り、定期メンテナンスはしっかり行いましょう。

■インプラントが壊れたらどうする!?



インプラントは丈夫で長持ちするといわれてはいるものの、使い続けているうちにインプラントに被せている人工歯が割れてしまうということもあります。インプラントが壊れたままで放置してしまうと歯周病などの感染症にもつながる恐れがあるため、割れたり壊れた際は早急に歯科医院に行きましょう。

■まとめ


インプラントはブリッジや入れ歯よりも比較的寿命が長くて丈夫ですが、定期的なメンテナンスと日常的な歯のケアはとても大切です。歯ぎしりや喫煙など生活習慣を見直すなど、長持ちさせるための努力や意識が重要です。