福島県郡山市の歯医者 宝沢伊藤歯科医院

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インプラント治療 ってどんな流れで行われるの?

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皆さんこんにちは!
「機能的で快適な美しい口腔を創り、それを守り続ける歯科医療」を目指す、宝沢伊藤歯科医院です。



今回はインプラント治療の流れと注意点についてご紹介いたします。

目次
■インプラント治療とは
■インプラント治療方の基本的な手法
■インプラント治療の流れ
■長持ちをさせるためには
■まとめ


■インプラント治療とは
齲蝕(虫歯)や歯周病(歯槽膿漏)によって、または外傷によって、歯を失うことがあります。ヒトによっては先天的に歯が無い場合があります。
そのような歯が無い部位の顎の骨にインプラントを埋め、そのインプラントに義歯を付ける治療方法がインプラント治療です。
インプラント治療は1本の歯がなくなった場合から全部の歯がなくなった場合まで、適用できる治療方法です。


■インプラント治療の基本的な手法
インプラント治療には、基本的な手法が2種類あります。ここでは、それぞれどのような手法なのかご紹介します。

◎1回法
1回法は、治療において手術が1回だけ、という手法。次項で説明する治療の手順の1次手術と2次手術を同時に行います。インプラントを埋め込むあごの骨が十分にあって硬い場合には、こちらの手法でも問題ありません。

◎2回法
2回法は、治療中に手術が2回行われる手法。あごの骨が少なかったり柔らかかったりした際にとられる手法で、インプラント体と骨が結合する時間をとるために“治療期間”がおかれます。


■インプラント治療の流れ
インプラント治療の流れは、大きく分けて以下の8つ。ここではそれぞれの内容を簡単にご紹介します。

1)検査
歯科専用CT(コンピューター活断撮影器)を使って神経や血管の位置、あごの骨のくぼみや傾きなどを確認します。通常のレントゲンでは骨の影になった部分にある神経や血管は確認できないので、歯科専用CTでとることが重要です。

当院では「シンプラント」という、インプラント手術のためのシミュレーションソフトを使用しています。二次元のレントゲンの平面画像だけでは内部の状態を正確に把握することが難しいのです。
しかし、歯科用CTの3D画像とシンプラントにより、あらゆる角度から顎の骨を立体的に表示されるので、レントゲン画像では分からなかった骨の形や量などを把握でき、正確な診断が可能となります。

2)カウンセリング
患者様の正しい症状を知るために、カウンセリングを行います。治療に対しての不安を解消するためにも、ここでしっかりと医師とのコミュニケーションをとっておきましょう。

有料で行っている医院もありますが、当院では無料の初診相談を行っています。インプラント治療に長年携わってきた担当医が、実際にお口の中を拝見して、レントゲンやCT画像と総合して、考えられる治療の方向性や治療期間、費用についてお伝えします。

3)治療計画
歯科専用CTやカウンセリングなどの結果から、お客様に合った治療計画を提案します。インプラント治療は人によってかかる期間や回数が大きく異なるので、ここで確認しておくと良いでしょう。治療計画に納得できないようであれば、このタイミングで他の歯科医院に変える、というのも手です。

4)1次手術
歯茎を切開してあごの骨を削り、土台部分である「インプラント体」を埋め込みます。手術時間は1~3時間で日帰りが可能なので、心身への負担は少なくて済むでしょう。

5)治療期間
インプラント体と骨の結合を強くするために、2~3ヶ月治療期間をおきます。この期間中に仮の歯を使用できることもあります。

6)2次手術
再び歯茎を切開し、インプラント体に人工歯を接続する部分である「アバットメント」を取り付けます。スクリューでインプラント体に固定しているので手術時間も短くて済み、日帰りが可能です。また現在は1次手術と2次手術を同時に行う方法が主流です。

7)人工歯の作製・装着
2次手術から1~6週間おいて歯茎が治ったら、人工歯の型を取って作製・装着を行います。固定方法は、スクリューで固定する方法とセメントを使用して固定する方法の2種類ありますが、スクリュー固定の方がインプラント周囲炎に対して有利であると言われています。 

8)メンテナンス
インプラントの固定が緩まっていないかなどの不具合や噛み合わせの確認の他に、口の中を衛生的に保つために定期的にメンテナンスを行います。ブラッシングの仕方などの指導があることも。


■長持ちさせるためには
入れ歯やブリッジと比較すると、「インプラントは長持ちする」と言われることも多いですが、実際の寿命はどのくらいなのでしょうか。

インプラントの寿命は、「インプラント体」と呼ばれる顎の骨と結合するための部品が外れたときに訪れます。一般的には10年~15年とされていますが、日々の手入れを怠ってしまうと寿命に届かず、早い段階で使えなくなってしまうこともあるでしょう。

ちなみに、入れ歯は4年~5年程度、ブリッジは7年~8年程度で使えなくなってしまうことが多いため、寿命の面ではインプラントが最も長いといえます。

少しでも長く、快適にインプラントを使うためにも、注意したいポイントがいくつかあります。

◎定期メンテナンスをしっかり受ける
インプラントのメンテナンスが不十分だと、歯周病の一種である「インプラント歯周炎」になることがあります。忘れずに定期メンテナンスへ足を運び、毎日の歯磨きでは取りきれない汚れを落として、インプラント歯周炎を防ぐことが大切です。

◎喫煙を減らす
喫煙回数が多い人は、インプラントと骨がしっかり結合する確率が下がり、手術が成功しにくいといわれています。また、無事に成功したとしても歯肉の血流が悪化しているため歯周病の感染を起こしやすく、インプラントの寿命が短くなりやすい傾向にあります。
インプラント治療を選択するのであれば、禁煙したほうが長く口内の健康を保つことができるでしょう。

◎歯ぎしり・食いしばりなどを軽減する
インプラントは人工的に作られた歯であるため衝撃に弱く、歯ぎしりや食いしばりによって直接負荷がかかってしまいます。そうなると、部品の破損やインプラント歯周炎を引き起こすリスクが高まるので注意しましょう。

当医院で採用している3iインプラント「T3」は、埋入後の顎の骨の吸収を抑えて長期的に歯肉を安定的に保つことを目的に開発されたインプラントです。
「T3」を使うことにより、審美性の阻害要因である「歯槽頂部骨吸収」「インプラント周囲炎」のリスクを抑制し、歯肉のレベルを一定に保って歯をより美しく見えるようにすることができます。


■まとめ
いかがでしたでしょうか?

・歯がグラグラして好きなものが食べられない
・歯が抜けてから頬のたるみが気になる
・歯が抜けてから口元に力が入らない
・入れ歯で思うように噛めない

当院でインプラント治療を受けられた方の多くは「思うように食べられない」、「口元が老けたように感じる」といったお悩みをお持ちでした。
今まで当たり前のように思えていた「食事の楽しみ」や「ハリのある口元」をなんとか取り戻したいとご相談に来られます。

当院ではインプラント無料相談を行なっておりますので、どんな些細なことでもお気軽にご相談下さい。

当院のインプラントの詳細はこちら▶https://lp.hosawa-ito.com/