福島県郡山市の歯医者 宝沢伊藤歯科医院

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インプラント治療ってなに?~メリットから医院選びまで徹底解説!~

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皆さんこんにちは!
「機能的で快適な美しい口腔を創り、それを守り続ける歯科医療」を目指す、宝沢伊藤歯科医院です。

今回は、インプラント治療について、メリットやデメリット、医院選びのポイントまで詳しくご紹介しますので、ぜひ最後まで読んでみてください!

目次
■インプラント治療とは
■インプラント治療をおすすめする方
■インプラント治療のメリット・デメリット
■医院選びのポイント
■まとめ



■インプラント治療とは
インプラントとは本来「埋め込む」という意味の言葉です。
インプラントには歯科領域で使用するインプラントの他に、整形外科領域で使用する人工関節や骨折の際に固定するボルトや金属板などもあります。

歯科においては、失われた歯根の部分にチタン製の歯根を埋め込んで、義歯の支えとするのが今日行われているインプラント治療です。
この治療では残っている歯への負担が増えることはありません。あごの骨には自然の歯と同じように刺激が伝わり力をかけることができるので、骨の変形も少なくなります。

歯科の方が歴史が古く、1952年にスウェーデンのブローネマルク医師が偶然に金属(チタン)と骨が結合することを発見したことで臨床応用が始まりました。スウェーデンで治療を受けた第1号の患者さんは、亡くなるまで42年間も使い続けることができたそうです!


■インプラント治療をおすすめする方
1.残っている歯を削りたくない人
入れ歯やブリッジなどの被せ物の治療では少なからず自分自身の歯を削る必要がありますが、インプラント治療では基本的に歯を削る必要がありません。治療のためでも歯は削るほど強度が劣るようになり、負担が大きくなり別途治療が必要になるケースも少なくありません。そのため、健康な自分自身の歯を少しでも良い状態で残しておきたい人にはインプラントがおすすめです。

2.入れ歯を使いたくない人・合わなかった人
入れ歯を使うことは避けたい、という人や、入れ歯を使って見たけれど吐き気や違和感が強く使用を続けることができなかった、食事を十分に楽しむことができなかったという人にはインプラント治療が適しているといえます。
インプラントは使用感が天然の歯に近いため、入れ歯に悩まされる心配が少なくてすみますよ。
また、入れ歯は毎日取り外して清掃する必要がありますが、インプラントは固定式のものもあるため、旅行や出張など外出が多い方にも適しているといえるでしょう。

3.日常生活において、歯並びや見た目に気を使う必要がある人
審美面を気にする必要のある業種に就いている人や、スポーツで歯を食いしばることが多い人にとっても、インプラントは適した治療法となります。
また、入れ歯や歯がない状態では隙間から音が漏れてしまいますが、インプラントでは天然歯に近いため発音への影響が少なく、発音が重要となる職業の人にとっても良い選択肢かもしれません。

4.歯を失ったのが初めての人
外傷ややむを得ない理由で1本だけ抜歯が必要となり、ほかの歯は抜歯の必要や治療の必要がない場合、インプラント治療はメリットが多くあります。
上記でご紹介したようにほかの歯を削らなくて済むほか、入れ歯よりも噛みやすく、見た目も天然歯と変わらないほどです。
ブリッジでは、失った歯の前後の歯に噛み合わせなどの負荷がかかるため、その後の再治療が必要になったり、最悪抜歯に繋がるケースがありますが、インプラントであれば自立した1本の歯となるため、周りの歯への負担も減らすことができます。

5.歯科への通院を継続して行える人
インプラント治療は手術をして終わりというわけではなく、その後のメンテナンスや、お口の中の衛生状態の維持も必要です。そのため、日常的な習慣として歯磨きがあり、定期健診への通院が可能であればインプラントをより良い状態で保つことができます。
トラブルが起きた際も早期発見・治療が必要であるため、インプラント治療後の通院ができるかどうかもチェックしましょう。


■インプラント治療のメリット・デメリット
【メリット】
1.天然の歯に近い見た目と噛み心地が得られる
インプラントの被せ物には、天然歯に近い素材が使われます。そのため大きく口を開けて話していても、周囲からインプラントを装着していると気付かれることはほぼありません。
また、インプラント体の多くはチタンでできており、固いものを噛んで痛みを感じたり、食べられないものが増えたりすることはなく、歯を失う前とほとんど同じように食事を楽しめます。

2.入れ歯の不具合を解消できる
歯の欠損を補う上で、入れ歯治療は比較的手軽に受けられる方法です。ただ、「取り外しをしなければならない」「清掃が面倒くさい」「口臭が気になる」などのデメリットがあることも事実です。また、「発音がしづらく、会話を楽しめない」「食べ物を噛むときに痛みを感じることがある」「歯肉が痩せる」など、生活や健康における問題も多く起こります。
一方、インプラントには取り外しの必要がなく機能も天然の歯に近いため、入れ歯のようなデメリットはありません。

3.健康な歯を削らずに済む
入れ歯と同じく歯の欠損治療に使われるブリッジは、天然の歯を削って土台とする方法を取り入れています。そのため、天然の歯を削ることに抵抗感を覚える方が少なくありません。
インプラントでは、土台も人工歯も他の歯を利用しないので、天然の歯を傷つけるリスクがありません。年齢を重ねても、できるだけ多く自分の歯を残したい方は、インプラントが適しています。


【デメリット】
インプラントは上記の通り、さまざまなメリットがある治療法ですが、デメリットがないわけではありません。治療前には以下のデメリットを確認しておくことも大切です。

1.インプラントは自由診療
インプラント治療は、入れ歯やブリッジ治療のように保険適用でないため、治療費はその分高額となります。一般的な相場では1本につき数十万円の費用が掛かることを考えると、比較的金銭面での負担が大きくなります。

2.外科手術が必要になる
顎の骨に人工歯根を埋め込み、人工の歯を被せるインプラント治療は、多くの工程が必要な外科手術です。歯肉の切開や麻酔の使用が必要になり、当然のことながら身体への負担が大きくなります。またインプラント治療はすぐに完了するものではなく、一般的には4か月~6か月の治療期間が必要です。

3.定期的なメンテナンスが必要
インプラントを長期維持するためには、天然歯以上に清潔に保つ必要があります。 治療後は欠かさず定期メンテナンスに行く必要があります。


■医院選びのポイント
インプラント治療は高額であり、治療期間も長いため、適切な歯科医院選びが欠かせません。以下のポイントを参考に、治療を行う歯科医院を選びましょう。

1.問診と検査をしっかり行ってくれるか
歯の形によってデザインや対応が変わるインプラント治療。そのため治療前のヒアリングや検査が必要不可欠です。これらのプロセスに力を入れている医院を選ぶと、納得できる結果を得られるようになります。

2.治療費が安すぎる医院は要注意
インプラント治療を低価格で受けたいとお考えの方も多いかもしれません。しかし安さにはそれだけの理由があります。粗悪な素材が使われていたり、医師の技術と経験が不足していたりするケースが少なくありません。「格安」「リーズナブル」を強調している医院は、なるべく選ばない方が無難です。


■まとめ
いかがでしたでしょうか。インプラント治療について理解できましたか?
もちろんデメリットはありますが、それを超えるメリットがたくさんあります。
当院でインプラント治療を受けられた方々からは「何でも食べられるようになった」「人と話をするのがまた楽しくなった」「身体の病気まで改善した」などと嬉しい感想をお聞きします。

当院では、無料の初診相談を行なっております。インプラント治療に長年携わってきた担当医が、実際にお口の中を拝見して、レントゲンやCT画像と総合して、考えられる治療の方向性や治療期間、費用についてお伝えします。
気になることがある方は、ぜひ一度ご相談ください!