福島県郡山市の歯医者 宝沢伊藤歯科医院

医院ブログ

セラミックとCAD/CAM冠は違う?

医院ブログ


皆さんこんにちは!「機能的で快適な美しい口腔を創り、それを守り続ける歯科医療」を目指す、宝沢伊藤歯科医院です。

この記事ではセラミックとCAD/CAM冠についてメリットデメリットなどを詳しく解説していきます。

■セラミックは原則保険適用外の自費治療

結論からいってしまうと、セラミックは保険適用外で原則自費治療になります。しかし白い被せ物のCAD/CAM冠(キャドキャムかん)は、場合によっては銀歯同様保険が適用されます。

■CAD/CAM冠(キャドキャムかん)

CAD/CAM冠(キャドキャムかん)は保険治療なので比較的治療費が安く済む治療で、幅広く使用されています。歯の模型をスキャンすることでコンピュータで制御しセラミックとプラスチックが混ざったハイブリッドセラミックのブロックを機械で削り出します。

金属アレルギーの問題もなく、保険適応範囲は現在前から4・5・6番目の歯になっています。しかし全ての歯に保険が適用されるためには条件もあり、前から6番目の歯に保険適用治療で白い歯を入れるには前から7番目の歯が4本残っていることが条件となります。医師の診断書があれば金属アレルギーのある方は、前から7番目の歯であっても保険適用で入れることができます。

【メリット】
金属アレルギーのリスクがない
保険適用の部位であれば治療費がおさえられる
天然の歯に近い硬さでできている
歯に対して負担が少ない
白い見た目なのでほかの歯との親和性も高く目立たない

【デメリット】
表面が劣化しやすいので長期間使用すると性質は下がる
透明感は劣るため、再現できる色調は単色
割れやすい(特に大臼歯への使用は破折リスクが大きい)
プラスチックが含まれる素材なので経年劣化と共に変色する
プラスチックが含まれるので性質上傷がつきやすくプラークが付着しやすい
金属と比較すると強度には劣る

■セラミッククラウン

セラミックは陶器の材料のひとつで、セラミックを使用した被せ物はセラミッククラウンと呼ばれます。審美的な面でも機能面でも優れており、透明感もあって細かい色調の再現も可能です。セラミックはCAD/CAM冠と比較すると原則すべて自費治療なので費用は高額になりますが、その分さまざまなメリットがあります。

【メリット】
・天然歯に近い透明度を再現でき、審美性が優れている
・色調の調整ができる
・経年劣化はなく変色しない
・寿命が長くメンテナンスをしっかり行えば10年以上使用できる
・金属アレルギーのリスクがない
・プラークがつきにくく、歯の間にもすき間ができにくい素材なので虫歯や歯周病になりにくい

【デメリット】
・保険適用外のため、費用が高額
・同じ素材でも技工士や歯科医師の技術力で料金に差が出る
・丈夫にできているが衝撃には弱く割れたり欠けるリスクがある

■当院のセラミック治療にはセレックを導入しております!

当院のセラミック治療ではコンピュータ制御によって歯の修復物を設計・製作するCAD/CAMシステム「セレック」を導入しております。セレックシステムを導入することで、自然な歯の色味を再現できるようになり、歯型の採取も必要なくなりました。患者様の体への負担が少なくなります。

また、セレックでは規格生産された品質のセラミックブロックが使われているので治療期間も大幅に短縮され、最短1日で治療を終える1dayトリートメントもできます。基本データを入力する作業以外は基本的にコンピューターがおこないます。

​​■まとめ

銀歯でも治療は可能ですが、金属アレルギーのリスクなどが懸念され、再治療のリスクもあります。CAD/CAM冠やセラミッククラウンは再治療のリスクがほとんどなく、見た目も自然で優れているので前歯などの治療にも向いています。セラミック治療が気になる方は、まずはカウンセリングを受けてみましょう。当院ではセラミック治療の無料相談を随時行っております。みなさまのご来院を心よりお待ちしております!

YouTubeも更新しています!▼
https://www.youtube.com/watch?v=pLG4SmQ9a5Q