皆さんこんにちは！
「機能的で快適な美しい口腔を創り、それを守り続ける歯科医療」を目指す、宝沢伊藤歯科医院です。


人が何らかの原因で自分の歯をなくした場合、なくした歯を補う治療が必要となり、その方法としてブリッジや入れ歯、インプラントがあげられます。それぞれ耳にしたことはあっても「何が違うの？」「メリットデメリットは？」と疑問も多いですよね。そこでこの記事では、入れ歯とブリッジ、インプラント、それぞれの特徴を解説していきます！


目次
■保険適用の治療と自費治療の違い
■入れ歯の特徴
■ブリッジの特徴
■インプラントの特徴


■保険適用の治療と自費治療の違い


まず大きな違いとして、保険が適用される治療か、自費治療かの違いがあります。保険という選択肢もありますが、どうしても治療方法には制限があるので歯科医師と十分に話をして自分にとって有益な治療法を選択してください。


例えば、インプラント治療は自費治療になります。当然その他の保険適用の治療の方は、治療費が安く済み、自費治療のインプラントは費用も高額になります。

とはいえ、費用面のみの理由で保険適用の治療を選ぶのは危険です。それぞれの特徴やメリットデメリットを理解して、総合的に判断することが大切です。さっそくそれぞれの特徴を見ていきましょう！

■入れ歯の特徴

一般的に失ってしまった歯を補うための人工歯のことを入れ歯といい、入れ歯は大きく分けて総入れ歯と部分入れ歯の2種類があります。総入れ歯は、上下どちらかの顎で歯がまったくない場合に適用される方法です。自分の歯が1本も残っていない場合は総入れ歯が適用されます。床（しょう）と呼ばれるピンク色の土台の上に人工歯が並んでいる形状で取り外しができるので、洗浄は専用の商品などを使っておこないます。

入れ歯の噛む力は天然歯と比較すると30〜40％と言われており、高いとは言えません。しかし患者様により個人差があり、問題なく噛めると感じる人もいればまったく噛めないという人もいるのが現状です。ケースバイケースではありますが、治療期間が比較的短いのがメリットです。手軽な治療ではあるものの、特に総入れ歯の場合は歯ぐきの上にのせるだけで使用するものになるため、かたい物が食べにくい、外れやすい、違和感を感じることが多いなどのデメリットがあります。

■ブリッジの特徴

失ってしまった自分の歯の代わりとなる人工の歯を、両隣の歯にかぶせる冠と一体で作成したものをブリッジといいます。ブリッジは、単体では完結せず、残存する両隣の歯を土台にして人工歯を支える治療になるため、失った歯に隣接する残っている歯の処置も必要となります。ブリッジは材質によって保険が効く効かないというのが一般的ですが、当院では何を優先するのかで治療方法を提案しています。しっかりとコミュニケーションを取っていきながら患者さんにとって最善の治療法を探していく中で保険診療、自費診療の提案をします。

例えば、透明感に優れているポーセレンを使用すれば費用は自己負担です。入れ歯よりも機能性の面では優れており、天然歯とさほど変わりありません。ですが、材質により差はあるもののブリッジと支台歯の境目は磨きにくいため汚れが溜まりやすく、虫歯にもなるリスクが高くなります。ですので、ブリッジを装着した後は材質にかかわらず念入りなブラッシングが必要です。また、残っている健康的な歯を削る必要性があるため、顎骨や歯の神経への影響が出てしまう恐れがあるのも懸念点です。トータルの治療期間は、比較的短いのが特徴です。

■インプラント

インプラントは、冒頭でも説明したように自費治療になるため、費用は高額になります。しかし、天然歯と同等の機能性や審美性が得られるという、ブリッジと入れ歯にはない大きなメリットがあります。また、ブリッジや入れ歯よりも丈夫で、寿命が長いのも特徴です。しかし、歯が失われた部分の顎骨にインプラント体を埋め込んでその上に人工歯を取り付けるため、外科手術が必要になり、身体的および精神的な負担は大きくなります。

埋め込む分、人工歯がしっかりと固定されるので、違和感やぐらつきはなく、まるでご自分の歯が戻ってきたかのように感じられます。ですが、インプラント周辺の清掃が上手くできていないとインプラント周囲炎（ご自分の歯でいう歯周病のような状態）を起こしてしまい、インプラントの寿命が短くなってしまいます。インプラントを長持ちさせるには適切なブラッシングと歯科医院での管理が非常に大切です。当院ではインプラントを長持ちさせるためにインプラント以外の様々な治療を提案したり、予防のプログラムを受けていただいたりします。

周囲の歯への処置は特に必要なく、他の歯や顎の骨にも負担がないので、長い目で見てなるべく歯を残したいという人には特におすすめの治療方法です。

■まとめ

ブリッジや入れ歯、インプラントを比較しましたが、一番大切なのは自分の状態や生活スタイルに合わせた治療方法を選ぶことです。金銭的に余裕があれば、残っている健康な歯を守り、しっかりと噛むことができ、審美的な面で優れているインプラントがおすすめです。

当院でもインプラント治療を実施しております。不安がある人は、気になっている方はぜひ一度ご相談ください。