福島県郡山市の歯医者 宝沢伊藤歯科医院

インプラントオーバーデンチャー

インプラントオーバーデンチャー

総入れ歯のお悩みを解消するインプラントオーバーデンチャー

総入れ歯を使用している方には「噛みにくい」「何となく合わない」などのお悩みをお持ちの方もいらっしゃいます。そういったお悩みは総入れ歯を使っているうちに、時間とともに骨が痩せて合わなくなったことが原因のようです。

インプラントオーバーデンチャーは総入れ歯のお悩みを解消する可能性のある方法の一つで、外科手術によって顎の骨に埋め入れた2~4本のインプラントに入れ歯を固定する治療法です。
入れ歯が顎の骨にしっかり固定されるため、食事や会話の途中でずれたり外れたりするような心配がありません。また、症例にもよりますが、現在ご使用の総入れ歯を使い続けることもできます。

当院ではロケーターシステムを導入しています。


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LOCATOR アタッチメントは高さを大幅に抑えた薄型デザインで、患者さまが義歯の着脱をスムーズに行える機能が施されています。また、LOCATOR アタッチメントは咬合力に対して義歯が柔軟に可動できるピボッティング・デザインが採用されているため、咀嚼時に自然に違和感がなく義歯の連結がされ、これまでにない安定したフィット感があります。
インプラント間では40°までの角度補正が可能で、インプラントの本数や患者様の咀嚼機能に合わせ、維持力が0~2,268g と調節可能です。

  ◆ 特徴1   
LOCATOR リプレースメントメールは、セルフアライメント機構※とLOCATORデンチャーキャップ内部のピボッティング・デザインによって柔軟に連結され、アタッチメントの耐久性を保ちながら患者さまの咀嚼力に対応します。
  ◆ 特徴2   
LOCATOR アバットメントは高さを最大限抑えたデザインでデンチャーの取り外しが容易になり、従来のアタッチメントと比較すると強度の高いデンチャーの設計が可能です。
  ◆ 特徴3   
LOCATOR アバットメントのカフの高さには2.5mm と4.0mm の2 種類あり、柔軟なフィクスチャー埋入、アタッチメントの交換、および摩耗による劣化に対応します。
  ◆ 特徴4   
フィクスチャーの表面はR B M(Resorbable Blast Media)で粗面処理を施しています。
  ◆ 特徴5   
上部では、スレッドの幅を広げて初期固定が得られやすいデザインです。
  ◆ 特徴6   
直径は2.4mm と2.9mm、長さは10mm、12mm、14mm と各種ラインナップされており、顎堤に合わせてお選びいただけます。
  ◆ 特徴7   
シンプルなフィクスチャー埋入で、固定を促進するセルフタッピング式デザインです。
※セルフアライメント機構とは患者様が、口腔内の所定の位置にデンチャーを簡単に着脱できる仕組みのこと

部分入れ歯への応用

インプラントオーバーデンチャーは部分入れ歯にも応用することができます。
例えば、下の前歯だけを残して奥歯欠損を補うために部分入れ歯を作った方の場合、インプラントオーバーデンチャーで固定すると噛んだ時に入れ歯の奥が沈み込むのを防止することができます。
症例にもよりますが、部分入れ歯で快適に噛めるようになりたい方はご相談ください。

インプラントオーバーデンチャーのメリット、デメリット

メリット

  • 総入れ歯と比較して安定感に優れている
  • 総入れ歯よりもしっかり噛める
  • 発音がしやすくなる
  • 取り外しが可能
  • 全ての歯をインプラントで補うよりも埋入するインプラントの本数が少ない

デメリット

  • 自分で取り外して入れ歯のお手入れをする必要がある
  • 総入れ歯の装着時に違和感がある場合は適さない

装置の種類

インプラントオーバーデンチャーは使用する支台によって入れ歯と連結する方法が異なります。

1、ロケーター

ロケーターアバットメントはボタンのような形の先端と入れ歯側に取り付けた部品とで入れ歯を固定します。

2、マグネット

マグネットタイプは、インプラント体と入れ歯に磁石を取り付けて磁力で固定します。

お手入れについて

インプラントオーバーデンチャーは、患者さんがご自身で取り外し可能なため、ご自宅で簡単なお手入れができます。
しかし、インプラントを長く維持するためには、天然歯以上に清潔に保たなければならないため、歯科医院での定期的なメンテナンスが欠かせません

インプラントのメンテナンスは、破損や脱落の保証に必要となりますので、忘れずにお越しください。