福島県郡山市の歯医者 宝沢伊藤歯科医院

当院のインプラントシステム

審美的なインプラント

インプラントの本来の目的は、失った歯の代わりにインプラントによって「噛む」機能を回復することですが、インプラントの普及に伴い、患者様のニーズは「噛む」機能の回復だけでなく、より美しい歯にしたいという審美的な要望が増えました。
女性や外傷によって前歯を失った患者様は特に審美的な要望が強いですし、当医院ではインプラント治療において患者様の審美的な要望に応えることを目標としております。

当医院では、特に術後の審美性に優れたBIOHORIZONとBiomet3iの2社のインプラントを主に使用しております。

BIOHORIZONインプラントの特徴

BIOHORIZONインプラントの最大の特徴は、25年以上にわたる研究で得られた特許技術である「Laser-Lok」です。「Laser-Lok」は最適なインプラント表面処理に関する研究から生まれたもので、レーザーアブレーション技術によりインプラントカラー部(インプラントの歯肉に触れる部分)周囲に精密な細胞サイズの溝を形成し結合組織の付着を促します。
従来のインプラントとの違い

軟組織付着に対する有効性

アバットメントマージン部に施されたLaser-Lokマイクロチャネルにより、アバットメント表面と軟組織が精密に付着します。

臨床で示された骨吸収に対する有効性

従来の表面処理のインプラントと比較し、Laser-Lok処理のインプラントの骨吸収は術後37ヶ月には70%(1.35mm)抑えられることが明らかになりました。
Laser-Lok技術については25年以上に及ぶ研究により、50以上の著書や論文で成果が公表されております。

硬組織・軟組織両方の結合のための設計

ミクロ/ナノレベルで整ったインプラント表面で術後も骨吸収が起こりにくく、物理的な結合組織性の付着を誘導します。
図は、Laser-Lokマイクロチャネルのカラー部分にコラーゲンが絡み付き、物理的に強固な結合組織性の付着が得らた様子を撮影したものです。

審美性に優れたインプラント

当医院で採用しているBIOHORIZONインプラント「テーパードプラス」は、埋入後の顎の骨の上方成長と歯肉の組織量の増加によって、長期的に歯肉を安定的に保つ目的で開発されたインプラントです。「テーパードプラス」は、特許技術「Laser-Lok」により審美性の阻害要因である「歯槽頂部骨吸収」「インプラント周囲炎」のリスクを抑制し、歯肉のレベルを一定に保って歯をより美しく見えるようにすることができます。

テーパードプラスはプラットフォームスイッチングのインプラントで、インプラント周囲の骨と軟組織の成長を促進するため、審美性が要求される症例に適しています。
プラットフォームスイッチング
プラットフォームスイッチング

3iインプラントの特徴

3iインプラントは、アメリカのImplant Innovations社が製造しているインプラントで、世界的にも40カ国以上で使われている世界シェアのインプラントです。
3iインプラントの最大の特徴は、特許を取得した「オッセオタイト」という表面性状にあります。 オッセオタイトは微小で均一な粗造構造で、この微細な突起の間にフィブリンの束が絡まってクロット付着を創り出し、このことがインプラントと骨の結合「オッセオインテグレーション」を強力に促進します。

インプラント表面のミクロ画像

インプラント表面のミクロ画像2

豊富な臨床実験

一般臨床施設研究で2,000本以上のケースで使用された3iの臨床評価は、5年間平均成功率96.8%、不良骨では98.1%と、非常に高い成功率となっています。
科学的、生物学的な優位性のある唯一のインプラントである。
その結果、1999年に「骨が不良な部位における治癒実績を改善した唯一のインプラント」として米国FDA(日本の厚生省に当たる機関)に認められています。
また遺伝子レベルで研究されている唯一のインプラントメーカーです。

豊富な臨床実験

また、3iを含む4社のインプラント周囲炎のリスクを5年間比較調査した研究では、骨吸収量が他のインプラントは1.1mmのところを0.6mmと優れた結果を示しており、骨吸収発生後の骨再付着量の検証においても、最も高い2.2mmの骨付着量を示しました。 これはインプラント周囲炎のリスクが低く、インプラントを長期維持できることを意味しています。

インプラントの周囲炎リスク比較検討

骨再付着量を検証

インプラント周囲炎のリスクを抑える高い密閉性

当医院で採用している3iインプラント「T3」は、埋入後の顎の骨の吸収を抑えて長期的に歯肉を安定的に保つことを目的に開発されたインプラントです。
「T3」を使うことにより、審美性の阻害要因である「歯槽頂部骨吸収」「インプラント周囲炎」のリスクを抑制し、歯肉のレベルを一定に保って歯をより美しく見えるようにすることができます。
  • インプラント/アバットメントコネクションの密閉・接合強度はインプラント周囲組織に大きな影響を与える。
  • インプラント周囲組織温存のために、微生物浸潤やインプラントアバットメント間のマイクロモーションによる炎症を最小限にさせるデザインが望ましい。
  • Certain®は、4㎜の深さからなる多重結合デザインによって高い密閉接合が可能。
  • Gold-Tite® Screw はゴールドコーティングされていないスクリュー(チタンスクリュー)に比べ締結力が+113%高い。
  • ゴールドコーティングがシーリング材となり、インプラントとアバットメントスクリュー間を埋め、圧着させることによってインプラント/アバットメント間の高い締結力を実現。
  • この高い締結力によりインプラント/アバットメント間のマイクロモーションや、アバットメントスクリューのルースニングを抑制することができる。
インプラント/アバットメント接合精密性
  • 平均1μm以下
  • 内側ほど限りなく0μmに近い
ご自分の口の中を鏡で見てください。上顎、下顎、前歯、臼歯それぞれ歯の形が異なっているのがわかると思います。もし、上部構造のパーツの少ないインプラントでは、それぞれの歯の形に合わせた上部構造を作ることに限界があります。できたとしても、清掃性のよくないメインテナンスに苦労するかもしれません。
T3インプラントは、インプラントの周囲組織に影響を与える密閉・接合強度に優れており、微生物の浸潤やインプラントとアバットメントの微細な動きを防いでくれます。その結果、歯肉も美しく長持ちさせることができるのです。

部品の安定供給

インプラントを埋入してから長期間にわたり口腔内で機能させるため、メインテナンスの他、必要に応じてパーツを交換することもあります。
そのため、埋入したインプラントに合ったパーツが永続的に供給されていなければなりません。小さなインプラントメーカーであれば倒産の危機がありますし、大きなメーカーであっても利益優先となり古いパーツの供給がストップすることがあります。

BIOHORIZON社、BIOMET3i社は、ともに世界的なインプラントメーカーであるため倒産のリスクも小さく、これまでも他社が販売をストップした商品に関しても安定的に販売しているメーカーです。