福島県郡山市の歯医者 宝沢伊藤歯科医院

News Letter Vol.6 2008 夏号

ひとこと

 最近「食」に関する話題をよく耳にします。今回はその「食」について「ひとこと」しましょう。
 みなさんは寿命がどのように決まるかご存知ですか?実は人間の寿命がどのように決まるかを研究している学会があるのですが、その学会の報告では「医療が10%、遺伝が20%、環境が20%、食が50%」という割合で寿命が決まっていくのだそうです。日本人が世界一長寿なのは日本の食文化が良いという証でもあるということです。また、プロスポーツ選手の中でも息が長い選手ほど食生活に気を使っているというデータがあるそうです。
 健康に長生きするには我々は毎日の「食」を見直す必要があるようです。
院長 伊藤 克紀

治療が始まるまでが大事

 宝沢伊藤歯科医院では、「あなたにとって最適で最善の口腔の健康」を創るため、治療が始まるまでの以下の4つのステップを非常に重要と考えております。
① 〈ファーストカウンセリング〉
 当院のシステムをお話しするとともに、これから行う検査や治療に役立てるために、身体やお口の健康状態をお聴きしたり、過去の治療歴や今回の治療の希望などをお聴きします。
② 〈デンタルドック〉
 必要な検査をしてお口の健康の問題点の情報収集を行います。
 むし歯検査、不適合修復物検查、歯周病検査、レントゲン検查、プラーク染め出し検査、細菌検査、噛み合わせ検查、顎関節検査、矯正検查、CT検查、当院で行う検査は全部で10種類、これらの検査の中から、あなたに必要な検査を受けていただくことで「口腔の健康レベル」がわかります。それによって必要な治療を導きだします。
③ 〈セカンドカウンセリング〉
 検査結果を詳しく報告し、現状を確認していただきます。そして、これからの治療目標を一緒に考えていきます。
④ 〈トリートメントプランニング〉
 治療目標に適した治療計画を一緒に考えていきます。

 21世紀型の歯科医療のキーワード「QOLの向上&アンチエイジング」のためにあなたにとってベストな治療法を考えていきましょう。

退職者あいさつ

遠藤 麻美 (受付)

 この度5月31日をもって退職いたしました。
 勤続しておりました5年間の中では多くの方々との出会いがあり、沢山のことを学びました。
 患者さんの立場になり、患者さんの不安や悩みを少しでも解決できるよう努めてきたつもりですが、カ不足だったところもあると思います。それでも優しく温かい目で、見てくださった皆様が心の支えになっていました。心から感謝の気持ちでいっぱいです。
 これからは、皆様から頂いた元気のパワーをフル活用してもっと自分自身を高めていきたいと思います。どこかで見かけたら声をかけてください☆
 本当に本当にありがとうございました。これからも宝沢伊藤歯科医院を宜しくお願いします!!

セミナー報告

「口腔バイオフィルム感染症の治療法」

〈バイオフィルムとは?〉
 みなさんは「バイオフィルム」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?実は、このバイオフィルムは、むし歯や歯周病の治療や予防のキーワードなのです。
 むし歯菌や歯周病菌はプラークという塊になると、自分たちの周りをフィルム状の膜で覆い隠すようになります。そのフィルム状の膜をバイオフィルムといいますが、細菌が外界から身を守るバリアのようなもので、うがい薬でうがいをしても細菌を殺菌できないのは、このバイオフィルムという細菌塊の構造によるものです。マンションの中に住んでいる細菌たちが雨が降ってきてもぬれないのと同じ理屈です。
〈口腔バイオフィルムの感染症の治療法〉
 バイオフィルムの除去は「機械的にこすり取る」(ブラッシングなど)のが鉄則ですが、歯周病治療において抗生物質を服用することでバイオフィルム内の細菌に効果があることがわかってきました。
 全身投与された抗生物質が毛細血管を通り、歯周ポケット内に出てきてバイオフィルムを壊し、細菌に作用しているのです。ただし、上記の薬物療法は補助的療法と考え、プラークコントロール、歯の表面や歯周ポケット内の歯石除去、歯周外科治療など基本的な治療をしっかりやらないと歯周病は良くなりません。当院でも悪性の強い歯周病菌が多いときに限り、薬物療法を併用しています。
〈最後に〉
 歯周病は風邪のように、薬だけでコントロールできる病気ではありません。歯周病の原因となる細菌のかたまりであるプラーク(バイオフィルム)除去をしっかりとやって、口腔の健康を守っていきましょう。
歯科医師 橋本 和美

「フィンランドにおける口腔内ケアのチームコンセプト」

 歯周病はプラークコントロールの不良が原因で発症する病気ですが、身体の健康状態や日頃の生活習慣もその発症に大きく関係していることから「生活習慣病」と言われています。ですから、歯周病の発症や進行をコントロールするためには、身体を健康に保ち、日頃の生活習慣の見直しなども必要と思われます。
 そのためには、患者様の身体の健康状態や日頃の生活習慣も把握した上で、歯周病の治療やメインテナンスを行っていく必要があるということです。つまり、患者さんと私たち衛生士やクリニカルコーディネーター、歯科医師が一つのチームとして情報を共有し、協力し合っていく必要があるわけです。
治療の流れとしては

1)健康状態や生活習慣の情報の収集
2)検査による歯周病の病態の把握
3)セルフコントロール(ホームケア)の充実
4)治療後のプロフェッショナルコントロールによるメインテナンス


という流れを組むべきであるということでしたが、これは当院で行っている

1)初診カウンセリングでの情報収集
2)デンタルドック
3)プリベンション
4)治療後のPMTC

という治療の流れとほぼ一致しており、当院で行っていることが口腔の健康を維持するためのプログラムとして正しいことが確認できました。
 口腔ケアの主役は患者さん自身です。生涯にわたり自分の歯でおいしくご飯を食べたり、人目を気にせずおしゃべりしたいですよね!
 自分の健康は自分で守らなければいけないものですが、私たちもそのお手伝いをさせていただきたいと思います。皆様が生涯快適に過ごせるように。
歯科衛生士 國井 由香