むし歯予防には①ブラッシング②甘昧制限③フッ化物利用がありますが、様々な研究により現在では予防効果順位は、1位フッ化物、2位甘味制限、3位ブラッシングということがわかっています。
ブラッシングの予防効果が低いのは、残念ながら歯ブラシが届きにくい(届かない)場所があるというのがその理由です。図のように歯と歯の間や歯と歯茎の境目などは歯ブラシでは届きにくく、歯間ブラシ、デンタルフロス、タフトブラシなど補助器具を使用することが有効ですが、奥歯の溝の中や詰め物や被せ物と歯との隙間などはそれらの補助器具を使用してもプラークを除去するのは難しく、フッ化物の使用で①歯の強化(歯の結晶性の強化) ②耐酸性の向上(歯を溶けにくくする)を施し、歯を守るのが一番効果的です。合わせて砂糖の摂取頻度を減らすことも有効です。(※量ではなく頻度が重要)
フッカ物の利用には①フッ素入り歯みがきペースト②フッ化物洗口③フッ化物塗布があり、①②はご自身で行うもので、③は歯科医院で行うものです。また、国内では1450ppmのフッ化物含有歯みがきペーストが使用できる最高濃度となっていますが、歯みがきペーストによって配合料に差があるようです。
予防は「これさえやっていれば!これさえ使用すれば!」という万全の予防法は無く、自分自身に合った予防法を見つけていくことが大事です。当院の歯科衛生士に相談しながらご自身にあった予防法を見つけていって下さい。
院長 伊藤 克紀