福島県郡山市の歯医者 宝沢伊藤歯科医院

News Letter vol.39 2024 冬号

院長からひとこと

安全な治療のために(治療前の殺菌水洗浄)

 お口の中には約800種類の細菌が1000億個以上生息しています。そのため歯周病や虫歯の治療により歯茎から出血すると歯周病菌やむし歯菌が血液中に入ることがあります。このように身体の血液の中に細菌が存在する自状態を“菌血症”と呼びます。現在では、歯周病やむし歯の治療、抜歯などの歯科治療だけではなく、歯磨きやご飯を食べるだけでも、血液中に細菌が侵入し、菌血症を発症することが明らかになっています。
ただ通常では、細菌が血液中に侵入しても、マクロファージのような免疫細胞に捕まって速やかに排除されすぐに回復します。しかしながら、免疫に異常を持つ患者さん、心臓にペースメーカーや人工弁を装着されている患者さん、大きな手術を受けられて体力の低下した患者さんや高齢者の方はもちろん、何らかの理由で免疫力が低下している方はそのような体の防御メカニズムがうまく機能せず、菌血症から細菌性心内膜炎や脳への感染などの発症リスクが高まることが報告されています。
 そのため歯科治療前には口腔内細菌を一時的にでも減らしてから治療を行うことが賢明です。
 当院で治療前に殺菌水を使用して、口腔内洗浄・殺菌を行ってから治療に入るのはそのような理由によるものです。市販のうがい薬にも殺菌効果があるものがありますが、細菌はバイオフィルムという膜で覆われています。その膜を破壊しないと細菌への効果がありません。そこが市販のうがい薬と当院で使用している殺菌水の大きな違いです。
 殺菌水は15秒間はバイオフィルムを分解する働きをします。強いうがいにより15秒後にはphが変化し殺菌効果へと変わります。2回の強いうがいによりプラーク(歯垢)のバイオフィルムを破壊して多くの細胞を死滅させることで、安全な治療を行うことが目的です。

院長 伊藤 克紀

歓送迎会

in相模茶屋 今泉

11月の土曜日に「相模茶屋 今泉」で歓送迎会をやりました!!
おでんやもつ、焼き魚にお刺身、カニなど次から次へとテーブルいっぱいにおいしい料理が並び、メインのちゃんこ鍋がでる頃にはみんなお腹いっぱいになっていました(笑)。会の終盤にはみんなで罰ゲームつき黒ひげ危機一髪をやり盛り上がりました!愛理さん、前川先生お疲れさまでした!!かりんちゃんこれからよろしくお願いします!!
歯科助手 遠藤 悠

新入社員ごあいさつ

受付・アシスタント 柄澤花梨

はじめまして。11月に入社しました、受付・アシスタントの柄澤花梨です。趣味は韓国ドラマを見たり、好きなアーティストのLIVEに行くことです。歯科の仕事は未経験で不慣れなこともありますが、いち早く覚えて一生懸命頑張りますのでこれからよろしくお願いします。

国際歯科大会での学び

歯科衛生士 高橋 加奈

 9月30日、10月1日にパシフィック横浜で行われた国際歯科大会に参加致しました。むし歯、歯周病について改めて学ぶことができ充実した時間でした。今回のニュースレターでは、印象が強かった西川岳儀先生の講演「赤ちゃんから学ぶ口腔機能の始まりと中枢の安定」で学んだ事を紹介いたします。
 私たちの口の機能や発育は、お母さんのお腹にいる頃から出生後1年かけて行われる脳を頂点とする姿勢発達と共に育まれます。良好な口・顎・顔の成長発育、適切な機能を育てるには姿勢や環境が大切です。胎児・産後のどちらも手を口に運ぶところから発達が始まります。ですから、赤ちゃんが食事をする際自分自身の手で触らせてあげる事が大切です。自分自身の指が唇に触れる事も成長発育には欠かせません。一人座りができるようになってからは、食事をする時に足の裏がしっかりつくような環境作りが必要です。そして1日どこかのタイミングで腰をしっかり床につけ座れるようにしてあげる事も大切です。なぜならば、適切な嚥下(飲み込む動作)をするには体幹が安定している事が必要不可欠だからです。自分1人で何かを飲むような時はしっかり目で見て、両手で掴み、脇を締めて、顎を引いて飲んでいるかを見てあげる事がベストです。子供の時に口の機能をしっかりと獲得できた子と、できなかった子では老後の口の機能の低下スピードも変わってきます。歯並びや斜位にも関わってくるのです。
 人生100年時代、より良い生活を送るためにはお口の機能を保つ事が欠かせません。歯が生え始まる前からの対策をする事で、その子の人生が豊かなものになります。是非お取り入れ下さい。

国際歯科大会に参加して

歯科技工士 渡邉 北斗、杉本 由美

 私達歯科技工士は9月29日~10月1日までに開かれた日本国際歯科大会に参加してきました。日本国際歯科大会は、4年に一度横浜で開催される歯科最大級の学会です。海外や外国で活躍する一流の技工士から歯科の未来を担う若者までたくさんの講義をみる事ができ、世界の歯科医療の最先端を学ぶことができました。
 その中でも特にCAD/CAMを用いたデジタル技工やインプラント技工、前歯部におけるジルコニア冠の形態及び色調再現など様々な話を聞く事ができました。なかにはデジタルでしか仕事をしていない技工所もあるくらい歯科技工も一気にデジタル化が進んでいます。いかに再現性が高くかつスピーディーに、患者さんに寄り添った医療を届けられるのか。それには私たちの医院でも活用しているCAD/CAMの技術がこれからも不可欠なものになっていくのだと強く感じました。
 当院では最新機種を導入しましたがこれは歯科大会で紹介されていた最新のCADシステムと同じものです。以前にも増して患者さんに負担の少ない時間で型取りが可能になりました。もし型どりの機会がありましたら制作画面をお見せしますので我々歯科技工士にお気軽にお声がけください。
 しかし機械の制度が上がっても、設計を調整して仕上げるのは我々技工士の仕事でそこがちゃんとしていないと口腔の健康は守っていけません。歯科治療の目的はセットしたところがゴールではなく、そこからスタートになっていきます。患者さんの口腔内で私たちが製作した技工物をより長く使用して頂くには技工士の知識だけでなく、それを支える歯茎の構造や歯周病によってもたらす病気への知識も必要になっていきます。そのことを技工士の方達は大切にしていました。チーム医療を実現するにあたって普段から院長先生やスタッフ同士のコミュニケーションをとる事で情報の共有ができ、一人一人にあった医療を提供できるのだと思います。
 これからも技工の知識だけでなく、衛生士、歯科医師の分野も学んで対等にディスカッションできるように高みを目指して精進していきたいと思いました。

これであなたもあの人のトリコ

第1回 ~院長先生編~

 皆さんこんにちは!!歯科衛生士の上野です(*^-^*)このコーナーでは、当院の個性豊かなスタッフを紹介していきます!皆さんこんにちは!!衛生士の上野です(*^-^*)このコーナーでは、当院の個性豊かなスタッフを紹介していきます!初回はやっぱりこの方、院長先生☆7月をもって郡山歯科医師会会長を退任した院長先生。いつも我々スタッフの事を優しく、時には厳しく見守ってくださいます。院長先生は幼いころから勉強が得意!特に理系が得意な理系男子♡高校二年の時には数Ⅲを独学で勉強し終えていたという話には我々スタッフ驚愕・・・笑。スポーツも得意とは・・・流石です!!院長先生があまり得意ではない食べ物はパクチー、セロリ、春菊。(奇遇ですね!私も苦手です!笑)好きな食べ物は大トロ、ウナギ、☆好きな女優さんは広瀬すずちゃんと、芦田愛奈ちゃん♡歯科医師以外でなりたかった職業は医者か美容師!手先が器用な院長先生なら、美容師もアリ・・・かも・・・!!笑 そんな院長先生ですが、一生涯歯科医師であり続けたいそうです!素敵ですね☆我々スタッフも日々勉強を重ねてついて行きます!!!いかがだったでしょうか?なかなか院長先生とこんなお話をする機会がないかもしれませんが、治療の合間に気になることは気軽に聞いてみてくださいね♡
歯科衛生士 上野