11月15日にビックパレットふくしまにおいて「日本禁煙学会」が開催されました。今年はコロナの影響でweb開催となりました。学会の市民公開講座において「喫煙と口腔の健康」について講演をしました。講演の大事な要点だけを少しお話ししたいと思います。
- 喫煙により歯周病にかかるリスクが増大します。1日に20本以上喫煙される方は歯周病にかかるリスクが5倍以上になっていきます。
- 歯周病の重症化のスピードも早まります。非喫煙者では50代で中等度以上の歯周病患者の割合が37%であるのに対し、喫煙者では60パーセント近い人が中等度以上の歯周病に罹患しています。
- 新しい細胞ができにくくなり、病気が治りにくくなります。
つまり、喫煙により歯周病にかかりやすくなり、進行しやすくなり、治りにくくなるのです。また、喫煙は死亡率が非常に高い口腔ガンの発症要因でもあるので、禁煙をして口腔の健康を取り戻し、健康的で快適なそして豊かな人生を送ってください。口福で幸福を!
院長 伊藤 克紀