福島県郡山市の歯医者 宝沢伊藤歯科医院

News Letter Vol.27 2018 冬号

院長からひとこと

郡山歯科医師会 会長就任報告

 平成29年7月に郡山歯科医師会の会長に就任しました。郡山市の歯科医療のリーダーとして、歯科医療業界のあるべき姿を根本から見直して郡山市民の豊かな暮らしに貢献できるような仕組みを作って行きたいと考えています。
その中でも代表的な項目について報告いたします。
① 口腔の健康の大切さを広く知っていただくための啓発活動
② 疾患の早期発見・早期治療につなげるための検診制度の充実
③ 超高齢化社会への対策

 日本人と欧米人を比較して大きな差を感じるのは予防に対する意識の違いです。この差が日本人と欧米人の口腔の健康の差として現れているのだと思います。これは学校教育の違い、口腔の健康に関する定期的な市民フォーラム開催の有無、さらにはマスコミの取り上げ方や頻度の差によるものと思われます。歯科医師会が中心となって教育委員会、行政、マスコミに働きかけて、口腔の健康の大切さを啓発していきたいと思います。
 予防がうまく行かず、病気になってしまった場合の最善策は「早期発見・早期治療」です。「痛くないからきっと問題ないだろう」口腔の健康に関してはそのような誤解が疾患の早期発見を遅らせています。特に痛みなく悪化し続ける歯周病の初期段階での発見は重要と考えます。行政と協力して多くの年齢層での検診事業が充実すれば早期発見につながり、口腔の健康を長期にわたり守ることができるようになると思います。
 2025年問題など将来の日本が抱える問題で一番深刻なのは、少子高齢化による超高齢化社会の到来です。全人口に対する生産年齢人口の割合が減少すると共に、認知症患者や要介護者の高齢者が増加し、健康な人が支える不健康な高齢者が増え続けることが大きな問題です。歯科医療の役割は不健康な高齢者を支える医療制度の構築はもちろん、その前に口腔の健康を作り維持することで健康な高齢者を増やすことにあります。
 口腔の健康を守り続けることで、豊かで快適な人生を送るお手伝いをしていきたいと思っています。    
院長 伊藤 克紀

クリスマス報告会

クリスマス報告会
12月9日に、むし歯予防のために毎日歯みがきを頑張っている子供たちのごほうびとして、歯っ美゜―クラブクリスマス会を開催しました。今回は12名の子供たちと保護者の方々が参加してくださいました!ムシバイキンにボールを当てて倒すゲームや顕微鏡を使ってお口のバイキンを見てみたり、鏡をデコレーションしたり、○×ゲームを子供たちとスタッフが一緒に楽しみました。自分だけのオリジナルミラーを見ながら歯みがきを頑張ってもらえると嬉しいです。保護者の方には院長先生により講演が行われ、最後には、サンタさんがサプライズ登場し、プレゼントを届けてくれました。あっという間でしたが、楽しいクリスマスの思い出を作ることが出来ました。また来年もサンタさんが来てくれるように、みんな予防を頑張ろうね(^o^)

セミナー報告

 当医院では、歯周病学会認定衛生士でSDAインストラクターとして活躍されている大金容子先生を定期的にお招きして勉強会を行っております。勉強会の目的は歯科医療において世界の最先端を行くスウェーデン式歯周病治療や予防に関して、患者さんとの信頼関係の築き方などを学ぶことです。
 12月2日行われたセミナーでは、歯周病治療やメンテナンスを行う上で重要な歯周病組織の構造や生物学、歯周インフェクションコントロールの講義や、日頃の治療において私たちが抱える悩みについてアドバイスを頂いたり、私達がいつも行っているプローピング(歯周病の検査)や超音波スケーラーチップの当て方や、エアフローの動かし方の実習を行いました。
 歯周インフェクションコントロールとは、生体と細菌のバランスを整えることですが、それは感染が起こらない程度に歯周ポケット内の細菌数をコントロールしていくことをいいます。
 歯の根の最表層には「セメント質」という層がありますが、骨の高さを維持するのに大事な組織です。歯周病で歯石が沈着した時に、無造作にガリガリと器具を使って歯石とりをするとセメント質が削られてしまい、かえって骨を維持するのが難しくなってしまいます。どのような道具を使い、どの程度の力でスケーリング(歯石とり)をするかが、長期予後のためには重要なことです。宝沢伊藤歯科医院では患者さんの病態にあわせた道具を選び、セメント質を守りつつ歯石とりをしています。さらに選んだ道具を適切に使用できる技術が必要です。ですから定期的に講師を呼んで繰り返しその技術を習得して行くのです。
予防に関しては患者さんが毎日行うホームケアによるプラーク除去、定期的な来院によるポケット内の細菌のコントロールが不可欠です!歯周病のコントロールのためには生活習慣の改善も必要なことがあります。私達歯科衛生士は患者さんの生活背景や生活習慣も考慮して治療やメンテナンスを提案させていただきます。
 毎回セミナーでは新しい知識や、高度な歯周病治療を習得でき有意義な時間です。学んだことを日々の治療やメンテナンスに生かしみなさまに提供していきたいです。
衛生士 國井 由香

高濃度フッ化物配合歯磨剤について

 皆さんはご自身が使用している歯磨剤にフッ化物がどれくらい入っているかご存知ですか?フッ化物は再石灰化促進、歯質強化など虫歯予防に欠かせない成分のため、より多くフッ化物が含まれている歯磨剤を使うことが望ましいのです。日本では今まで1000ppmまでしかフッ化物が配合できませんでした。予防の盛んな欧米では1450ppmの商品がスタンダードに販売されているため、認可が下りるのを待ち望んでいました。そして2017年の3月ようやく日本でも1500ppmまで配合できるよう薬事法が改正されました!(6歳未満のお子様への使用はできません)まだ対象商品は少ないですが当院はフッ化物1450ppm配合のチェックアップを販売しています。
歯磨きの際は以前紹介したイエテボリ法(約2cmの歯磨剤で歯を磨き、10cc程の水で30秒間ブクブクうがいをする)を行うとより効果的です。
市販の歯磨剤を購入する際もフッ化物に注目してみてください!

Do you know?

Do you know?
 皆さんこんにちは!技工士の杉本と紺野コンビです!
皆さん技工士という仕事をご存知ですか?知らない人のために簡単に説明させてください。主に銀歯や入れ歯などを作ったり修理しています。技工物を作るためにいろいろな工程をへて、1つ1つ丁寧に患者さんに合ったオーダーメイドの物を製作しています。そして最近、当院で導入したセレックシステムを使ってセラミックを作るのも私達が行っている仕事です。セレックとは特殊なカメラを使って口の中を撮影し分析・設計したものを機械で削り出して完成させていきます。私達はなかなか患者さんとお話をする機会が少ないのですが、セレックで患者さんと多くのコミュニケーションがとれたらと思っています。ぜひ技工士の杉本と紺野コンビを覚えてください!!

まっちゃんの独り言

まっちゃんの独り言
みなさん、こんにちは。受付の松本です(*^_^*)院のスタッフには、まっちゃん、さーさんなど、呼ばれています。このコーナーでは普段みなさんが知らない院内での出来事や、スタッフのあれこれを紹介していきたいと思います。まず第一弾☆みなさんが知りたいであろう院長先生の情報です(*^。^*)ドキドキ。プロフィールに関してはホームページをご覧下さい。(笑)
まずは運動神経がよく、スポーツが好き(昔は何でもできる変な自信があったが今は歳のせいか、ない)歌が上手い(カラオケではスタッフの誰よりも盛り上がっている。ちなみに十八番はタイガー&ドラゴン。分からない方の為に、お・れ・の!お・れ・の!お・れ・のは・な・し・を・きけぇ~!そう!あれです)一番行ってみたい国はマダガスカル(バオバブの木が見たい!なんともマニアック)
ディズニーでかかさず乗る乗り物はカリブの海賊(故障中でない限り乗らなかった事は未だかつてない)理想の歯の形は伊達公子(彼女があそこまで活躍できたのは、あの歯並びと噛み合わせ、そしてなんと言ってもあの理想的な犬歯の形があったからだっ!!と、院長らしいなんともマニアックな熱弁)足音が分かりやすい(足音だけでだいたい院のどの辺を歩いているかが分かる←私だけ?笑)毎日水素水と酢をブレンドしたものを飲んでいる(酸化&老化防止、あっ、だからあんなに・・・)最近iPhoneXに変えた(iPhone5を長年愛用していたがついに院の誰よりも早く、iPhoneXを手に入れた、使い心地やいかに・・・)
いかがでしたか?詳細が気になる方はぜひ院長まで。第二弾もお楽しみに。