今回は当院動務、歯科技工士2名から、5月に行われた歯科技工テクニカルセミナー参加報告を掲載いたします。講師は東京都世田谷区にあるデンタルラボ『バーレン』勤務、歯科技工士 滝澤崇先生です。皆様にご理解頂けますよう、若干の解説を加えて報告させていただきます。
演題:ハイブリッドセラミックスについて
歯科材料としてのセラミックは、プラスチック(樹脂材料)と比べ、より精度に優れ、長期使用にも変色や摩耗が起きにくいという特性をもっています。
今回我々は、滝澤先生よりこのセラミック材料の扱いと技術、製作物を造るポイントについて学ぶ機会を得たのでご報告します。
1.色合わせのポイント
歯の表層の色味、また深部との明暗のギャッブをイメージする。
いかに天然の歯に近づけるか、その際の「色彩」は非常に重要な要素となります。人工の歯を製作する際の最大の資料になるものは、残っている患者様の天然の歯です。その為皆様の型取りの際には、技工士による色合わせのコーディネートにお時間を頂いております。
2.築盛(模型へのセラミック材の盛り上げ)
歯を断面的にとらえ、色の異なるセラミック材を重ね合わせる。
歯は表層部は透明感があり(エナメル質)、深部には暗調の色彩(象牙質)があります。この層状構造を表現する事でセラミックに厚みを与えます。
3.研磨
つやを出してくもりを取る。
シリコンでできた研磨剤を用いてつやを出します。更に超音波洗浄の仕上げをします。滑沢につやを出すことは歯をより美しく完成させるとともに、皆様のお口に装着した後も、歯垢(プラーク)が付きにくくなる効果があります。
ハイブリットセラミックスは近年目覚ましく製品開発が進み、適用範囲の可能性により広がりが持てるようになりました。その一例として噛む力が強くかかる奥歯でも使用できる場合があります。ぜひ皆様も憧れの白い歯にトライしてみませんか。歯科技工士の渡辺、橋本がいつでもご相談に応じます。
演題:ハイブリッドセラミックスについて
歯科材料としてのセラミックは、プラスチック(樹脂材料)と比べ、より精度に優れ、長期使用にも変色や摩耗が起きにくいという特性をもっています。
今回我々は、滝澤先生よりこのセラミック材料の扱いと技術、製作物を造るポイントについて学ぶ機会を得たのでご報告します。
1.色合わせのポイント
歯の表層の色味、また深部との明暗のギャッブをイメージする。
いかに天然の歯に近づけるか、その際の「色彩」は非常に重要な要素となります。人工の歯を製作する際の最大の資料になるものは、残っている患者様の天然の歯です。その為皆様の型取りの際には、技工士による色合わせのコーディネートにお時間を頂いております。
2.築盛(模型へのセラミック材の盛り上げ)
歯を断面的にとらえ、色の異なるセラミック材を重ね合わせる。
歯は表層部は透明感があり(エナメル質)、深部には暗調の色彩(象牙質)があります。この層状構造を表現する事でセラミックに厚みを与えます。
3.研磨
つやを出してくもりを取る。
シリコンでできた研磨剤を用いてつやを出します。更に超音波洗浄の仕上げをします。滑沢につやを出すことは歯をより美しく完成させるとともに、皆様のお口に装着した後も、歯垢(プラーク)が付きにくくなる効果があります。
ハイブリットセラミックスは近年目覚ましく製品開発が進み、適用範囲の可能性により広がりが持てるようになりました。その一例として噛む力が強くかかる奥歯でも使用できる場合があります。ぜひ皆様も憧れの白い歯にトライしてみませんか。歯科技工士の渡辺、橋本がいつでもご相談に応じます。