福島県郡山市の歯医者 宝沢伊藤歯科医院

News Letter Vol.15 2012 冬号

2011冬 院長のひとこと

 アメリカで過去にこんな調査がありました。「信頼できる職業の人は誰?」2位に歯科医師が選ばれ医師より上位でした。日本では歯を守る歯科医師より、命を守る医師が上位になるのでしょうが、アメリカ人の考え方は少し違うようです。『お医者さんは病気にかかったときに診てもらうだけの関係。歯医者さんは病気(むし歯や歯周病)にならないようにメンテナンスに毎月通って一生のお付合いをしていく関係。』
 このような関係性を実現するために、欧米型の歯科医療を勉強し、宝沢伊藤歯科医院はそのような病院づくりをしてきました。それは、予防を中心とした健康増進型の歯科医療であり、そのような歯科医療を当院に来られる患者さんはもとより、郡山市民、福島県民にも広く啓発をしたいと考えていました。いいタイミングで本の出版の話をいただいたので、自分の考え方をまとめる意味でもこの「21世紀の歯科医療」を執筆することにしました。できるだけ、正確な情報を発信するため再度調べ直しをして、3ヶ月で書き終える予定が1年半かかりました。そしていよいよ原稿の最終校正というときに東日本大震災と原発事故が起きました。本の出版は福島県がもう少し落ち着いてからが良いかと悩みましたが、このような時期だからこそ、口腔を健康にして少しでも豊かな暮らしをしてもらいたいという気持ちが強くなり、出版を決めました。
 口腔の健康は必ずあなたの生活を豊かにしてくれます。どうかこの本を読んであなたのクオリティーオブライフにお役立てください。そして、できるだけ多くの方にこのような歯科医療を知ってもらいたいと思います。お知り合いにも是非この本をご紹介ください。
 福島県が1日も早く安心で素敵な街に戻れるよう私も微力ながらお手伝いさせていただきたいと思います。みなさんも福島復興にご尽力ください。
 1年間はこの本の売り上げの全てを福島県に義援金として寄付いたします。
院長 伊藤 克紀

歯ぐきのマッサージ始めました

お口の中からアンチエイジングはじめませんか?

 当院で行うPMTC(歯のクリーニング)の中に、歯ぐきのマッサージを取り入れました。
 専用のジェルを使い、歯ぐきの表面や、内側を丁寧にマッサージしていきます。血行が良くなり、ほぐれていくようで、気持ちよさが感じられます。リラクゼーション効果だけでなく、下記のような効果が期待できます!!
①歯ぐきの血行促進、活性化、引きしめ
②表情筋·唄噌筋のコリを、ほぐす。
③睡液分泌の促進
④口周辺のしわ予防
 専用のジェルには、アロマエッセンス配合ジェルや、高濃度ビタミンC配合ジェル、歯周病予防のジェルから、選んでいただけます。
 歯ぐきマッサージは、クリーニングのBコース、Cコースで受けることが出来ます。すでに数十名の患者さんに行っていますが、「初めて感じる心地よさ」と好評です。
 是非、今まで体験したことない癒しの感覚を、当院でご体験下さい!!

レーザー治療の勉強会報告

 「パチバチパチ」と診療室の中から音がきこえたことはありませんか?又、実際にレーザー治療を受けられた方も多くいらっしゃると思います。
 レーザーは、アインシュタインが発明した光線の一種で1960年代にアメリカで実用化されました。20世紀最大の発明といわれ、現在では宇宙開発、通信、軍事、医療など様々な分野で幅広く利用されています。
 当院では、NdYAGレーザー機器を11年前から所有し利用していますが、2011年の現在でも高機能レーザー機器の治療を受けられるのは、宝沢伊藤歯科医院だけです。レーザーは、痛みがほとんど無く短時間で終わります。又、電気を通しませんので、心臓に持病のある方、ペースメーカーを使用されている方、高血圧の方、妊娠中の方でも安全に安心して診療を受けることができます。
 当院でもレーザー照射を目的に応じて使用しています。レーザー照射をすることにより、歯の表面の質を変えフッ素を取り込みやすくし、むし歯予防になります。又、初期むし歯の進行を遅らせたり、ロ内炎などの痛みを抑える鎮痛作用、殺菌などに効果をあげています。
 今回の勉強会では、レーザー治療を全国でも幅広く推進している歯科レーザー予防臨床アカデミー会長の杉原先生をお招きして、レーザーの性質や特性、もたらす効果を詳しく丁寧に教えて頂きました。又、杉原先生ご指導のもと、実際に一人ひとりがNdYAGレーザーを使用し、正しい照射方法を復習し、又、今回、難易度の高い照射技術も教えて頂きました。スタッフ全員が正しくレーザーを理解し、安全で確実な使用法をマスターできる勉強会となりました。
 これからも、お口の中の健康を手助けしてくれるものとして、患者様のレーザー治療に対するご理解と共に積極的に使用し、よりよい歯科医療の前進につながればと思います。
受付 安齋 香

学会に参加して

 今回、私は、東京で開催された「臨床カリオロジー」という学会に参加して参りました。
「カリオロジー」とは「むし歯の原因や成り立ちを研究する」ことで、むし歯の予防について考える学問でもあります。今回は、この分野で世界的に有名なスゥェーデンイエテボリ大学教授の Dowen Birkhed 教授と Peter Lingstrom 教授が、日本で講演されることになったので、勉強に行って来ました。
 まず、むし歯のメカニズムを復習しましょう。
 むし歯は、私たちの口の中に存在するミュータンス菌を代表とするむし歯菌が糖や炭水化物を栄養分として増殖し、歯を溶かす酸を放出することにより起こります。
 では、このむし歯を予防するには私たちは何に気をつけなくてはならないでしょうか?
 日常のセルフコントロールや、定期的なプロフェッショナルコントロールも、もちろん重要ですが、今回の講演では、お口の中の唾液の状態や細菌の種類·数などの精密な検査の必要性やフッ素塗布の有効性に関しての最新の研究結果が発表されました。
 唾液中には、むし歯菌の活動を抑制したり、歯を強くする効果をもつ成分も含まれます。しかし、このような成分は、個人個人によって異なるため、唾液の力を確かめる必要があります(唾液緩衝能検査)。
 また、お口の中の細菌についてですが、口の中には唾液1mlあたり900億もの細菌が含まれ、700種類の細菌が存在することもあります。これらの細菌は、個人によって種類や数が異なります。そのため、それらの菌によってむし歯になりやすいか、歯周病になりやすいかという検査を行い、ご自身について詳しく知っておく必要があります(サリバテスト)。つまり、唾液の緩衝能検査やサリバテストにより、自分のむし歯リスクを知り、そのリスクに合
わせたオーダーメイドの予防プランをたてることが大事だということです。
 また、フッ素についてですが、前述の両教授の最新の研究結果からも、やはり、定期的に
塗布したり、フッ素洗口することでかなりむし歯が減ることが示されました。
 特に目新しい報告はありませんでしたが、サリバテストや歯のクリーニング後のフッ素塗布の重要性を確認できた勉強会でした。
 これからも、歯ッ美゜ークラブやプリベンションでサリバテストをして、自分に合った予防プランを立て、PMTCとフッ素塗布を行い、むし歯予防や歯周病予防をしていただきたいと思います。
歯科医師 前田 昌孝