福島県郡山市の歯医者 宝沢伊藤歯科医院

News Letter Vol.13 2010 秋号

ひとこと

 10月30日~11月2日の4日間、アメリカ歯周病学会(AAP)がハワイで開催され参加してきましたのでご報告致します。
 アメリカ歯周病学会(AAP)とは歯周病治療ならびにインプラント治療のための学会です。もちろんアメリカの学会ですが、外国人の入会が可能で、日本人も100名以上学会員となっています。通常はボストンを中心としたアメリカ東海岸での開催が多いのですが、10年に1度ハワイで開催されます。学会への参加は通常ネクタイ着用が義務づけられていますが、ハワイ開催時のみシャツでの参加が許されます。
 学会での演題内容は歯周病関連が4割、インプラント治療関連が6割という感じでした。すばらしい発表内容が多く、日本と欧米の医療レベルの差をあらためて実感するとともに、さらなる海外研修、学会への参加の必要性を強く感じました。

《歯周病治療》

① 再生医療
 当院ですでに使用しているエムドゲイン法に加え、GEM21という新しい材料の有効性が発表されていました。ケースを選んで当院でも使用したいと思います。
②プラスティックサージェリー(歯周形成外科)
 歯ぐきの移植術において、人工真皮の治療法の紹介がありました。歯ぐき移植法に比べ若千成功率が下がる事が気になりました。術後のさらなる経過発表を待ちたいと思います。
③顕微鏡によるマイクロサージェリー
 当院でもすでに顕微鏡は使用していますが、さらなる技術の鍛錬の必要性を感じました。
④レーザー治療(Nd YAGレーザーの有効性)
 当院では10年前にすでにこのレーザーを導入し、臨床応用しています。福島県内では当院のみ持っているレーザーです。

《インプラント治療》

① 骨増生に関する報告
 当院で使用している材料、方法がワールドスタンダードであることを確認できました。
② サイナスリフトテクニック
 オペのビデオが流され、高い技術を見てきました。
③ 抜歯即時インブラント埋入の有用性
 歯を抜いた当日即時にインプラントを埋入する方法です。当院ではまだ試みた事がありませんが、術後経過が良いケースが多く出てきました。ケースを選んで導入しようと思います。
院長 伊藤 克紀

退職者あいさつ

栁田 まさえ(歯科医師)

 約3年、宝沢伊藤歯科医院でお世話になりましたが、家庭の事情により退職することになりました。
 何も分からず、初めは不安でいっぱいでしたが、院長先生、スタッフの皆さんに支えられて、楽しく仕事することができました。
 ここで学んだ事はとても貴重な経験になりました。
 本当にありがとうございました。
 今後も宝沢伊藤歯科医院をよろしくお願いします。

會田 香織(歯科衛生士)

 この度、私事で遠方に引っ越すことになり、9月30日をもちまして退職いたしました。
 歯科衛生士として、主に歯周病の治療や予防、メンテナンスなどを中心に行ってきました。その中で多くの方々と出会い、様々なお話をしたり勉強させて頂いたことも多く、とても貴重な経験をさせてもらいました。至らないところもたくさんあったと思いますが、今まで本当にありがとうございました。
 今後も、機会があればまた歯科衛生士の仕事をしたいと思っています。
 時々郡山に遊びに来ると思うので、もし見かけたら声をかけてくださいね。今後も宝沢伊藤歯科医院をよろしくお願いします。

セミナー報告

歯周病プロフェッショナルケアの最前線 ~ペリオドンタルメディシンと歯科衛生士~

 「フロスか死か!(Floss or Die!)」これは「デンタルフロスや歯ブラシをきちんと使って、口の中を健康に保って長生きしますか?それとも歯周病になって、さらに命を脅かす別の病気にもかかり死にますか?」という意味です。
 1998年にアメリカの歯周病学会が歯周病がさまざまな全身疾患の大きな危険因子になっているというセンセーショナルな論文を公にし、マスコミがそのようなコピーをつけて全世界に発信しました。
 近年、歯周病と全身疾患の関わりの研究が増加し、日本でもテレビや雑誌で取り上げられています。
 歯周病菌からの毒素や歯周病菌それ自体が歯ぐきから毛細血管を通り、太い血管に侵入し、全身に送られることにより、様々な疾患を引き起こすのです。
 例えば、歯周病患者では致命的な心臓発作を起こす確率が健常者の2.8倍もあり、また誤嚥性肺炎の危険性も高まります。歯周病と糖尿病の関係も深く、糖尿病だと歯周病は悪くなり、歯周病だと糖尿病は悪くなると言われています。他にも脳血管疾患、高血圧、妊婦の低体重児出産や早産との関わりも報告されています。
 たかが歯周病と甘く見ていると、大きな問題に発展していく可能性があるのです。しかし逆の発想をすれば、歯周病の治療が他の臓器の病気の発症を予防したり、抑制することにつながるのです。
 実際に糖尿病患者が歯周病の治療を行ったことにより、Hb Alc・血糖値の数値が減少した例もあります。
 このセミナーで疾患のメカニズムや実際の症例を知ることにより、改めて歯周病と全身疾患が密接に関わっていると深く実感しました。
 今後、歯周病治療をしていくにあたり、患者さんの口腔内を診るだけでなく、患者さんが身体的·精神的にどのような状況にあるのかを考えながら、健康をサポートしていきたいと思います。
歯科衛生士 上野 みなみ

「Ivoclar Vivadentプレッサブルセラミックスのすべて」 というセミナーを受講しましたので報告いたします。

 Ivoclar Vivadent社の新製品「e.max Press」の紹介も兼ねてのセミナーだったのですが、「e.max Press」とは、先進のセラミックのことです。
 当院でもセラミックは、ハイブリッドセラミックとメタルボンドセラミック、オールセラミックがありますが、この「e.max Press」は、ハイブリッドセラミックよりも強度があり、また、メタルボンドセラミックと違って内面に金属を使用しないので、金属アレルギーの心配もなく、光を透すことが出来るので、より天然歯に近づける事が出来るセラミックです。オールセラミックスと同じです。
 「e.max Press」色や透明度の種類も豊富なので、患者さん1人1人に合った天然歯の色に近づけることが可能です。そして、セラミックの特徴として、プラークが付きにくく、何と言っても見た目がとても締麗です。審美性もとても高く、快適に物が噛めて、何でも食べられたら毎日明るく過ごせる一つの要素になると思います。
 是非セラミックを試してみませんか?いつでもスタッフが相談にのらさせて頂きます。
歯科技工士

おつかれさまでした★スタッフ送別会

 10月23日 本宮市にある山車というお店で送別会をひらきました。
今まで病院を支えてくれた栁田先生、衛生士の會田さんほんとにお疲れ様でした。
2人の分まで病院を盛り上げます!!