福島県郡山市の歯医者 宝沢伊藤歯科医院

News Letter Vol.11 2009 秋号

ひとこと

 「睡眠時無呼吸症候群」という症状をご存知ですか?睡眠中に10秒以上の無呼吸が繰り返される症状で、睡眠障害を起こします。その結果、日中の居眠りが起こり、大きな事故につながることがあります。スペースシャトルチャレンジャー号の爆発事故はこれが原因と言われています。
 噛み合わせが悪いと下顎が不安定になり起こりやすいと言われていますが、特に総入れ歯の方が夜間に義歯をはずして寝る事で下顎は不安定になり、睡眠時無呼吸を発症しやすい事がわかりました。もし、このような症状が疑われる方は義歯を装着したまま就寝された方が良いでしょう。また、噛み合わせの悪い方は、ぜひ噛み合わせ治療を受けてください。
院長 伊藤 克紀

宝沢伊藤歯科医院スタッフフログがスタートしました!!

 8月29日に、当院のブログを開設いたしました。ブログでは医院での出来事、医院からの様々な情報、スタッフのプライベートでの話など、盛りだくさんの記事書きたいと思っています。
 このブログを通じて、宝沢伊藤歯科医院の考え方や、一生懸命取り組んでいること、さらには、私たち自身のことを知っていただき、もっともっと患者さんと私たちが近づけるようになればいいと思っています。
 ブログでは、当院のホームページからもアクセスできますし、携帯電話を使ってQRコードからも簡単にアクセスできます。ぜひ覗いてみてください。皆様からのコメントもお待ちしております!p( ˆ U ˆ )q

「お知らせ君」 はじめました!!

 宝沢伊藤歯科医院では、皆様へ情報伝達を簡単に、確実に行うために「メールによるお知らせサービス」を始めることにいたしました。詳しくは、待合室のポスター、案内をご覧ください。
 また「お知らせ君」への登録に、ご理解ご協力を、お願い致します。

プリベンションアンケート

 7月上旬から9月下旬にかけて皆様にお答えいただきました、プリベンションについてのアンケート結果を報告させて頂きます。
 質問内容と集計結果は以下の通りになっております。


次に皆様にお寄せいただきました、コメントを抜粋して紹介させていただきます。

  • 治療より予防の大切さを学べた事がおおきかったです。
  • プリベンションをうけた事で、今までと歯、口の中に対する考え方が変わりました。今までいかに自分に知識がなかったか勉強になり家族や友人にもレクチャーしました。丁寧に教えていただき楽しいひとときになりました。
  • 「歯磨きをどうやるのか」というのは一生ものの有意義な経験でした。
  • もっと安ければなと思いますが、決して高い金額ではないと思えるくらいためになる内容でした。
  • 今まで出血や痛みに悩まされてきましたが、口の中にいる細菌や歯周病菌のせいだった事が分かり、綺麓に磨いたり糸ようじで汚れをとったりと続けて出血や痛みがなくなっている事がとても嬉しかったです。
 むし歯や歯周病は「歯磨き」無しには予防ができない病気です。特に歯周病は「80%以上のセルフコントロール」という協力がないと病気の進行停止が難しい病気です。歯の形や歯茎の形は複雑なので、80%以上のセルフコントロール達成は簡単なものではありません。しかも歯並びに問題があったり、詰め物やかぶせ物が多いとなお難しくなります。個人にあった道具選びやその道具の使い方を徹底的に訓練する必要があります。
 また、口腔内のバイ菌の数や種類などの実態を知ることは冶療やメンテナンスに非常に有益な情報となります。
 宝沢伊藤歯科医院が目指す予防中心の歯科医療のためには欠かす事のできない重要なプログラムであると認識しています。これからもさらに充実したプリベンションができるよう研鑽を積んでいきたいと思います。皆様も何かお気づきのことがございましたら、いつでもスタッフにお声かけください。アンケートありがとうございました。

院内勉強会

 月に2回ほど開いている勉強会の様子です。
 勉強会では、患者様にとって、より良い宝沢伊藤歯科医院を目指すために皆で意見交換や研修会の報告をするなどし、スタッフ一人ひとりがプロフェッショナルとしての力や意識を高めていけるよう取り組んでいます。
 勉強会は、医院の待合室を使用し、平日の午後2時から3時半という時間帯で行っています。その間に来院された患者様には待合室でお待ちいただくことが出来ずご迷惑をおかけすることもありますが、皆様のご理解を頂きたいと思います。よろしくお願いいたしいます。

セミナー報告

EBMに基づいた歯内療法のガイドラインを聞いて

 皆さんは歯の根っこの神経の治療を行った経験がありますか?
 どのような治療をされているか不安を抱いたことはないでしょうか?
 歯の神経の治療というのはむし歯の穴を削ってつめる治療よりずっと複雑です。
 今回の講演会での話を交え、神経の治療の仕組みを分かりやすく、お話して安心して治療を受けていただけたらと考えています。さらに出来れば、神経の治療をしないで済む健康な歯を保っていただきたいと願っています。
 歯の中には神経が通っています。歯の神経を治療する必要があるのは、主にむし歯によって菌が神経まで達した場合です。診査診断の結果、神経を残せると診断されれば、可及的に保存します。菌に侵された神経と神経の入っていた管は汚れているので、清掃器具でかき出すように管の壁を清掃拡大します。
 管の形は個々それぞれなのですが、壁に沿って右へ1/ 4回転し右へ出すと削れる仕組みです。そしてCa製剤(40%含有が望ましいとされています)をつめて、次回空洞になった管を防腐剤や殺菌剤で密封します。
 神経をとる治療をした時は、術後に痛みを誘発しないようにかみ合う歯と当たらないように大きく削る治療法が一般的でした。しかし、大きく歯を削る方法では、それまであった噛み合わせを無くしてしまうというデメリットもあり、一時の痛み回避のために噛み合わせを無くしてしまうリスクを背負うのは、むしろ将来の口腔の健康のためにはマイナスではないかという講師の説明がありました。さらに、神経を取った後、かみ合わせたままでも術後に痛みを誘発するケースはそれほど多くはなかったという報告もあり、今後はそのような方法を臨床に取り入れていきたいと思います。
 神経の治療について簡潔に説明しましたがおわかりいただけたでしょうか?
 神経を取った歯は枯れ木のようなものなので、できるだけいたわりましょう。すなわち歯1本を可能な限り長く残すことが大切なのです。
歯科医師 橋本 和美

「歯科医師・歯科スタッフ向け全身管理実習」

 今回私たちは、歯科医院向け全身管理実習を受けることになりました。
 実習には、3回のコースがあり、8月26日に第1回目の『採血と血液検査』の実習を受けました。

 静脈血を採血し、採取した血液の検査依頼について、そして、検査結果の解析について学びました。
 実際に、2人1組となり、採血を歯科医師の指導のもと行いました。みんな、緊張しながらではありましたが、針の刺入を一生懸命頑張りました。検査依頼をするにあたり200種類以上の項目があり、その分野での基礎知識・検査結果の説明の仕方を講師の先生から学び、有意義な時間となりました。
 医療従事者の一員として、皆様に最高の治療が提供できますよう、私たちスタッフー同これからもたくさんの勉強を積み重ねていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願い致します。
アシスタント 渡辺 由子
※季節ごとに年4回ニュースレターを発行してきましたが、スタッフブログによりたくさんの情報を公開します。次号よりニュースレターの発行は前期号・後期号の年2回にさせていただきます。