福島県郡山市の歯医者 宝沢伊藤歯科医院

News Letter 創刊号 2006 春号

発刊にあたって

 「IT時代」と言われるようになって数年が経ちますが、世の中にはあらゆる情報が錯綜しています。健康に関する情報においても、テレビ、新聞、雑誌、インターネットからたくさんの情報を得ることができますが、本当に自分にとって必要で有益な情報はどれなのか、私自身も迷うことが多いです。歯科医療に関して言えば、20世紀は「削る、抜く、入れ歯を入れる」がその役割でした。しかし、21世紀は「育てる、守る、維持する」が歯科医療の大きな役割となるでしょう。21世紀に入っても世間にあふれている歯科の情報は、20世紀の古典的歯科医療のものばかり、21世紀の近代的歯科医療の情報は非常に少ないように感じます。そこで “いつまでも健康で快適な生活ができるため” に必要な歯科情報を宝沢伊藤歯科医院では発信して行きたいと思います。また、このニュースレターを通して “診る者、診られる者” という関係から “健康のため一緒に歩む” 関係になれたら、そんな思いからニュースレターの発刊に至りました。
院長 伊藤 克紀

- 学術セミナー報告 -

 12月11日(日)、「メインテナンスを考える」というセミナーに参加してきましたので、その内容について報告したいと思います。
 欧米では、一般的になっているメインテナンス(予防)ですが、日本ではなかなかメインテナンスが定着しません。「その最大の由は歯科医師が国民に向かってその重要性をアピールしていないからである、我々はもっと声を大にしてメインテナンスの重要性を訴えるべきである。」という演者の思いにメインテナンスの重要性を再認識したセミナーでした。

80歳時の平均残存歯数

  • スウェーデン 20本以上
  • アメリカ   17本
  • 日本     5~6本

メインテナンス率

  • スウェーデン 80%
  • アメリカ   70%
  • 日本      2%
 歯科医療の発達した先進国では“メインテナンス率が高い=残存歯数が多い”この定義が成り立つそうで、自分の歯を長く使おう思ったら「治療を繰り返す」のではなく、「メインテナンスを繰り返す」ことが重要です。
 また、残存歯数は医療費にも影響を与えているという統計調査が発表されました。

1年間の1人当たりの医療費の差

  • 8020達成者 ・・・・・47万円
  • 8020未達成者 ・・・・・61万円
その差がなんと14万円にも及んでいます。見方を変えれば、残存歯数の多い人の方が、病院にかかる回数が少なく、入院日数も少なく“より健康でいられる”ということ。
 日本人は50代後半で50%の人が「入れ歯」を使用しています。少しでも早くメインテナンスを始めて「入れ歯年齢」を遅くしたいものです。

スタッフ紹介

☆菊池 智映 きくちともえ(副院長)

こんにちは。いつも皆様には笑顔の応援を頂きありがとうございます。私の出身は宮城県です。郡山へ住み早10年、もうすっかり土地の人です。 地方力を活かし、地域密着型の医療を目指し皆様に貢献させて頂きたいと思います。どうぞお気軽にお声をお掛け下さい。

☆本田 千夏 ほんだちなつ(衛生士主任)

どうもです。私は双子座、AB型の23歳です。今年の目標は料理を頑張る事です。毎日お弁当作りにチャレンジしています。今年もスマイルで頑張ります!!ヨロシクお願いします。

☆遠藤 麻美 えんどうあさみ(受付)

こんにちは☆私は乙女座、A型、地元をこよなく愛する郡山っ子です。毎日、患者様の笑顔を見る事が一番の楽しみです。私も元気いっぱいの笑顔で頑張ります!!ヨロシクお願いします☆☆

☆会田 香織 あいたかおり(歯科衛生士)

こんにちはー。私の出身は滝根町です。双子座、O型で食べる事が大好きです。おいしいお店がありましたら是非教えて下さい!これからも頑張りますのでどうぞよろしくお願いします♪

☆国井 由香 くにいゆか(歯科衛生士)

どうもこんにちは☆国井です。毎朝、須賀川の方からひょっこり通勤しています。天秤座の0型で、ヨーグルトが大好きです。これからも笑顔でがんばります!!

☆安斎 みゆき あんざいみゆき TC(トリートメントコーディネーター)

こんにちは!スタッフの中で最年長、3児の母です。我が子と同年代の仲間に囲まれ毎日元気いっぱい頑張っております。どうぞよろしくお願いします。

☆橋本 光恵 はしもとみつえ(歯科技工士)

初めまして!お酒大好き技工士です。あまり診察室で皆様にお会いする機会がございませんが、裏方で毎日頑張ってます。これからも皆様にご満足頂けるような素敵な物が作れるよう頑張ります。よろしくお願いします。

☆渡辺 憲康 わたなべのりやす(歯科技工士)

こんにちは!サッカーとスノボが好きな2児のパパです。 最近はフィギュアスケートのTV中継を観てから長男と二人、スケートに夢中です。技工士としては患者様にお喜び頂ける物造りを目指して頑張ります。よろしくお願いします。

~診療体験談~ お聞かせ下さい、みんなの声

今回は歯科の先端医療の一つ、インプラント治療を体験されたIさんからの体験談と感想をお伺いさせていただきました。

Q1.インプラント治療をされていかがですか?

 I さん:見た目が本物の歯に大変そっくりで食べ物を噛んだ感じもしっかりして、自分の歯のようです。

Q2.どうしてインプラント治療を希望されましたか?希望された動機を教えて下さい。

 I さん:インプラントにする事で奥歯の3本を部分入れ歯にせずに済むと知り、選びました。

コメント

このように最近では失ってしまった歯やおくちの機能を回復する治療手段、患者様の選択肢が広がってまいりました。高いクオリティー、技術向上によって、諦めていた歯の働きや見た目の美しさもよみがえり自信や積極性も回復することでしょう。

Q3.手術は怖くありませんでしたか?

 I さん:ネジのようなものを埋め込む事は少し怖いと思っていました。しかし麻酔が効いていたので想像していた痛みはありませんでした。

コメント

昔はブレード型と言われる板状のインプラントを骨を大きく割るようにして埋め込んでいました。そのため手術も大掛かりでしたし、術後の腫れや痛みも強かったのですが、現在の歯根型に変わり、非常に簡単な手術で埋め込むことができるようになり、患者さんも楽になりました。

インプラント治療とは

インプラント治療とは、歯の抜けたところにインプラント(人工歯根)を埋め込み、人工の歯をその上に取り付ける治療法です。埋め込まれたインプラントは、骨と結合してしっかりと固定されます。その上に取り付ける人工の歯も、患者さんに合わせて一本ずつ作るので、噛み心地も外観も天然の歯とほとんど変わりません。
インプラント・イノベイションズ・ジャパン㈱資料より

院内イベント X’mas会報告!!

 去る12月、歯っ美ークラブ会員のおともだちと院内スタッフによるクリスマス会が開催されました。写真を添えてご報告させていただきます。

お母様たちへ

院長より『歯と口の健康』を題材としてマザークラスを開催させて頂きました。いつもの治療の時間とは違ったリラックスした雰囲気の中でスライドを使ってお話しさせていただきました。お子様にとって、またご家庭の中で、少しでもおくちの健康管理「オーラルケア」のご参考になって頂けましたら幸いです。

☆クリスマスケーキを作ろう!(^▽^)

集まっていただいたママとおともだちみんなでケーキ作りを行いました。
ただしこのケーキ、ただのケーキではありません。歯医者さんのケーキはなんと、お砂糖を使わないケーキなのです!正確に申し上げますと、お砂糖を使わない代わりに「代用糖(だいようとう)」を使って作られました。
今回使用した代用糖パルスイート®(アスパルテーム)・・・主な成分はアミノ酸で虫歯菌(ミュータンス菌といいます。)の栄養源(エサ)にならないので虫歯の原因になりません。虫歯菌のエサになる糖質の代表的なものがショ糖(お砂糖)です。

お子様達へ

紙芝居『ムシバキンがねらってる』を上演。
また歯科技工士による石膏(せっこう)を使ったねんど遊びを行いました。
石膏は患者様のおくちに入れていただく銀歯や入れ歯を製作する際に模型材料として利用されているものです。赤や青の石膏粉末とお水を混ぜて、型枠に流せばカラフルなオリジナルねんどの完成!みんな興味津々、大盛況でした!