福島県郡山市の歯医者 宝沢伊藤歯科医院

News Letter Vol.26 2017 夏号

院長からひとこと

2025年問題

 「2025年問題」が議論され始めた頃は、「遠い未来の話」という認識でしたが、後わずか8年でその時が来てしまいます。2025年には日本人は5人に1人が75歳以上、3人に1人が65歳以上という超高齢化社会に突入します。
 最近、コロンビア大学(アメリカ)の学長の話を聞く機会がありましたたが、高齢化社会の問題は日本に限ったことではなく、アメリカでもヨーロッパでも問題になっているようです。
 2025年問題で最も対応に迫れる分野が医療と介護です。特に国は財源の確保に苦慮しており、「地域包括ケア」により「病院から、在宅へ」と訴えております。そうなれば、我々歯科医師の役割も大きく変わることになるでしょう。「訪問歯科診療」という分野の発展と充実が必要になってきます。要介護認定者も600万人を越え、増加の勢いは増すばかりです。
 「しかし、本当に重要なのは増えた介護者に手厚い医療を施す仕組みを考えるより、介護者を増やさないための努力と工夫である。」コロンビア大学の学長はそのように話しておりました。
 口腔が健康な方は介護者が少ないという事実は世界中で注目されています。「健康で長生きしてもらう」ために宝沢伊藤歯科医院医療チームは一丸となって口腔の健康を創り守っていきたいと思います。

院長 伊藤 克紀

慰安旅行

慰安旅行
6月13、14日に慰安旅行で東京ディズニーリゾートへ行ってきました!1日目ディズニーシーへ。雨が降ったり止んだりとあいにくな天候でしたが、天候も気にせずたくさんのアトラクションに乗りました♪夕食はシーの中のビュッフェで、スタッフ皆でお酒を飲みながらお腹いっぱい美味しい料理を食べ…なかなか泊まるこのできないシーの中にあるホテルミラコスタへ宿泊しました☆ホテルの部屋からの景色はとても綺麗で、ヨーロッパの港町に居るような気分になれました。2日目はディズニーランドへ。この日は天候に恵まれて、暑い位でした。6月14日までディズニーイースターの時期だったので、とても可愛い装飾とたくさんの卵たちが置いてありました。1日目の疲れも忘れ、全力で楽しんできました!2日間スタッフ皆で行動し、普段見ることのできない表情を見れたり、スタッフ間の交流が取れ、とても楽しい旅行になりました☆連れて行って下さった院長先生、ありがとうございました!!!

「むし歯ゼロへの挑戦」 ~むし歯のできた場所から原因を探る~

 5月20日「むし歯ゼロへの挑戦」というむし歯予防の講演会に行ってきましたので、ご報告いたします。
 歯科疾患にかかり抜歯となる病気には様々な原因がありますが、全体の8割近くがむし歯と歯周病です。1989年に歯科医師会と厚生省(現在の厚労省)で始まった「8020運動」の取り組みなどにより高齢者の残存歯数は年々増加傾向にあります。さらに小児期のむし歯の数も減少傾向にあります。しかし欧米各国と比較するとまだまだ「むし歯大国」「入れ歯大国」であることには違いありません。もっとむし歯予防のことを知っていただき、歯を大切にしていただきたいというメッセージが多く盛り込まれた研修会でした。
 むし歯予防のためには、まずはむし歯になりやすい場所を知ることが重要です。それは①咬合面小窩裂溝(奥歯の噛む面にある溝)②隣接面(歯と歯の間)③歯頚部(歯と歯ぐきの境目)この3つです。いずれも歯磨き(プラークコントロール)が難しい場所であり、磨き残しが多い場所です。しかもこれらの場所はむし歯菌がたまりやすい場所であるばかりでなく、飲食した糖分なども停滞しやすい場所であることが重要です。飲み物の中でも砂糖の入った炭酸飲料、スポーツドリンク、砂糖入りの缶コーヒーなどは注意が必要です。食べ物では砂糖入りの飴とガム。この2つは要注意です。特にキシリトール入りのガムですが、当院でもむし歯予防のためにキシリトールガムを推奨しておりますが、キシリトール100%のガムは歯科医院でしか販売できません。コンビニやスーパーでは65%キシリトールのガムが販売されていますが、むし歯予防効果はほとんどないということでした。予防の一環としてキシリトールガムを使用する場合、当院のキシリトールガムを利用していただきたいと思います。
 そしてもう一つ、日頃から注意が必要なのが『間食』です。間食の頻度が多いとどんなに上手に歯磨きができていてもむし歯になってしまうことがあります。唾液には溶け始めた歯を修復する力がありますが、砂糖が頻繁に入ってくることによって修復時間が短くなってしまうのです。ですからスポーツをするときに頻繁にスポーツドリンクを飲むのは危険です。できれば間食も自然素材のもの(りんご、芋、栗、くるみなどのナッツ等)が良いと思います。
 むし歯ゼロを目指すためには、歯みがきをしっかりやることはもちろんですが、食生活にも十分気を配る必要があるということです。
クリニカルコーディネーター 大竹 由実子

日本顎咬合学会に参加して

 6月10日から11日に東京で開催された日本顎咬合学会に参加しました。今回の学会のメインテーマは「国民の健康・幸せに貢献する」でした。歯とお口の健康を守り、国民の幸福に貢献するためには、「検査・診断」そして「メインテナンス」がより重要である事を、多くの先生が講演の中で強調されていました。正確な診断を下すためには、適正な検査が必要となります。
 起こった問題の原因は一つとは限りません。例えば詰め物が取れた場合、様々な原因が考えられるため、いくつかの検査が必要となります。
①詰め物は正確に作られていたか②歯が適正な形態で削られていたか③詰め物の中で虫歯ができていないか④噛む力が詰めの物を外す方向に働いてないか⑤噛み合わせがずれていないか⑥歯周病の進行により噛み合わせのバランスが崩れていないかなどの検査をして正しい診断のもと適切な治療計画が必要です。さらには食生活や悪習癖といった、一見関係のなさそうなことも原因へとつながっています。そのため、必要な検査を行うことや生活習慣を聴取することは、正確な診断を行うために必要であると再認識できました。
 メインテナンスについても、たとえ症状がなくとも定期的に検査・クリーニングを行うことは早期発見・予防となり、将来自分自身の歯で食事をすること、すなわち健康寿命を延ばす事へとつながるのです。
 また、たくさんの経験豊富な先生方がまだなお研究を続け、臨床に情熱を注がれている姿をみて、私も日々努力をしていかなければならないと痛感致しました。
 今後もより良い医療を提供できるよう精進して参ります。

歯科医師 根本 万里

スタッフ紹介

根本 万理 (歯科医師)

5月から勤務させて頂いております。歯科医師の根本と申します。4月まで東京で勤務しておりましたが、地元郡山で地域医療に貢献したいと思い、戻って参りました。患者様一人一人とのコミュニケーションを大切にし、信頼される歯科医師を目指して頑張ります。どうぞ、宜しくお願いいたします。

田母神 優佳 (歯科アシスタント)

みなさんこんにちは。4月から当院で勤務させて頂いております。アシスタントの田母神です。猫が好きで、休日は家で飼っている猫と遊んで過ごしています。常に皆さんの気持ちに寄り添い、思いやりと笑顔を忘れず、一生懸命頑張りますので、よろしくお願い致します。

佐藤 真奈美 (歯科衛生士)

初めまして。4月から歯科衛生士として入りました佐藤と申します。楽しいことが大好きで、毎日笑顔で過ごしています!皆さんに歯医者に行くのが楽しみ!と思っていただけるよう努めてまいります。また、現在矯正治療中ですので矯正のお悩みもお聞きできればと思います。宜しくお願いします!